年頭の挨拶の例
基本的にどこの会社でも年が明けて初出社の日には社長が年頭の挨拶とやらを行うのが慣例になっている場合が多いのですけど、良い年頭の挨拶でこれを聞いた社員一同の心に火がついてよし今年一年頑張ろうって例は少ないのですけど、逆に社員一同どっちらけって場合は結構あるんじゃないでしょうか?
よくある例としては零細企業で売上は親会社のおこぼれに預かって食いつないでいる金魚のフンとかコバンザメ状態でしか無いのに、なんだかやたらと話が大きくて世界経済はますますグローバル化して世界を相手に勝ち残っていくにはみたいな始めちゃったりして、社員としてはあのねぇうちの会社は親会社とと特定の大企業の顔色だけを伺っている以外に生き残る道はないじゃんなんて思われたりね。
まぁ念頭の社長の挨拶だとか所信表明なんてのは季節ごとのご挨拶程度に考えていても良いのですけど、こんなんじゃかえって社員の士気が下がるなんて挨拶も有るんですよね。
これは実際にあった話ですけど総勢4名の小さな会社での新年の社長の挨拶での内容なんですけど、たぶん社長としては身の丈にあったと言いますか、具体的に仕事内容や成果や売上目標に言及したかったんでしょうけど、なんでも売上目標から上積みして粗利益が500万円を超えたら該当の営業マンに金一封1万円なりを支給するみたいな内容でありました。
元々その会社の売上目標(粗利額)の目標はかなり高くて確か損益分岐点の150%になる数字を各営業マンに振り分け多額だったんですけど、更に500万円の粗利益を上積みするとなると相当大変ですし、そもそもそれじゃ労働分配率で考えたら営業マンが稼いできた利益の殆どを社長が吸い上げてオコボレを営業マンに恭しく差し出すって事ですから、まぁ普段から金に汚いケチな社長だと普段から感じてはいたけれど、年tぷの挨拶で確認がとれたってところでしょうかね?
まぁ程なくしてその会社は倒産してしまって社長の行方もわからなくなってしまいましたけどね。
思うにね年頭の挨拶なんてものは1~2分程度で簡単に心と体の健康に気をつけて無事に一年を乗り切りましょうみたいなことを心を込めて社員にお話するのが一番印象に残って好感が持てる年頭の挨拶なんですけど、どーして余計なことを長々と話したがる社長が多いのでしょうかね。
業務上の事を話したいのであればさっさと年頭の挨拶を切り上げまして、そこから改めて今年の営業戦略だと売上目標みたいなことをこっちは資料を配布するなり致しまして行うほうが良いと思いますよ。