社長に向かない人(性格)、優等生タイプは向かない?

俗に言われることってのは実際に真理核心を付いている場合が多くて、例えば社会に出て経営者つまり会社社長になって活躍する人は、学校時代には落ちこぼれだったり問題児な不良だった場合が多いってのが有りますよね。

実際に私が社会に出ましてサラリーマン生活を経て会社を辞めて独立して感じることの一つに、一般に優等生だとか学校で良い子って言われるような人は基本的に経営者には向かない人になるって事です。

そりゃもう単純な話なのでありまして優等生とか良い子ってカテゴリーに属する人は、先生やお母さんのいうことを真面目に聞いて言われた通りに勉強するようなタイプですから仮にそんな思考回路の人が会社のトップに立つことになったらどうでしょうか?

会社なんてものは経営陣にならない限りは学校の先生の代わりに上司が存在していて、授業は無いけれど自分が何を目標にして何をするべきかを指導教育管理してくれるのでありますから、そこまではまじめに組織内で働く優等生って事で非常に円満な会社員生活を送れるのでは無いでしょうか?

しかし社内の出生競争を上り詰めてとか、どこかでサラリーマン生活に終止符を打って独立開業して会社のトップつまり経営者になった途端に、もう基本的には誰も上に立って指導も助言も教育もしてくれません。

でね超安定して毎日の繰り返しをしていれば安泰の会社ならまだしも、大部分の会社ってのは大小様々な試練が襲いかかってきますし、人事で時には非情な判断をせざるを得ない場合も出てきますし、社長の決断一つで社運を左右するなんて分岐点では孤独の中で結論を出さなきゃいけないんですね。

しかもね社長が下す企業の決断ってのはせっかく悩みながら最終結論を出したのに残念ながら正解だったかどうか分かる場合も有りますけど、決断が正解だったのか間違いだったのか最後まで不明ってこともよくあるわけですよ。

逆に不良、アウトローの問題児なんてのは周りから孤立するとかその他大勢の意見に背を向けて我が道を行くなんてのは子供の頃からとっくに経験済みですし、なんといっても先生とかお母さんの言うことを聞かないで、オトナになるまでやってきていますから自由に自分で判断して行動するような社長業には少なくとも優等生タイプよりも向いていると思うのですよ。

但しね会社を創業して5年後に会社が生き残って営業を継続しているいわゆる会社の生存率は2%~5%程度だとの事ですから、社長に向かない人はその確率が更に半分以下になって、向いている人で有ってもその確率が元々の数字の一割増になる程度だって思っていたほうが良いでしょうね。