経営、営業戦略とリスクテイク(リスクテーク)
リスクテイクとは危険(リスク)を承知で行うことを指しますが、企業経営なんてのは危険だけど一か八かとか、このまま座して倒産を待つよりも思い切ってチャレンジしてみましょうみたいな、リスクテイクの連続みたいな企業も少なく無いですし、今は成功して大企業に成長した会社も創業して間もない頃にチャレンジしたリスクテイクに運用区成功し今の成長があるなんて企業も少なく無いですね。
有名な話では今は一部上場している大手食品会社がまだ地方の中堅企業だった時に、もし失敗すれば会社が傾いてしまうような資金を使って全国ネットでテレビCMを流しまして、運良くその広告によって売上が急上昇して成長しましたなんてのも有りますね。
逆に調査会社の倒産情報なんかを見ていますと、後から考えて論評したら確かに無謀な経営計画だとか言う事ができますけど、実際にはリスクテイクを果敢に行なってあえなく失敗しましたなんて例も少なくないのでは無いでしょうかね?
私の場合も振り返ってみますと自分の会社を立ち上げて2年ほど経過した時に、まだ事務所を市街地に移して従業員を増やすには、財務的にも非常に不安でしたし、実際に家賃の支払いや従業員の給料の支払いに苦労した時期もありましたけど、なにしろ市場が拡大していた時期でしたし、ある程度の仕事を受注してこなすためには、ある程度の事務所と数名のスタッフが必要でしたので思い切ってリスクテイクした経験があります。
まぁリスクテイクと無謀は紙一重といいますか、いえいえ成功したらリスクテイクで失敗したら無謀な経営判断だとか経営者の判断が間違っていたなんて分類になるんですね。
しかしまぁ世の中の企業がどんどんリスクテイクする状況じゃないと景気は良くならないんですよ。
例えばね何らかの商材やサービスを販売する企業が宣告展開を目指しまして、各所に営業所を展開していくなんて場合、財力に余裕があってやる場合よりも基本的には銀行に営業計画なんてものを提出して資金を融資してもらいまして、さらなる発展を目指すって感じなんですよね。
そもそも会社経営といいますか起業なんてのはリスクテイクの最たるもので、安定したサラリーマンを続けて貯金を趣味にしていれば、少なくとも多額の借金を背負い込むとか運転資金に苦労するなんてリスクに直面する事はないですからね。
そんなわけでもっと多くの人が経営者としてリスクテイクを積極的にするようになりましたら、日本の景気はもっと良くなるんですけど、日本の場合は失敗した時の社会的な救済が弱いのでまずそこからの改善が必要でしょうね。