法人税減税は中小企業経営者を苦しめる未来が待っている
どうも安倍政権では法人税減税を実施しようと考えているようですが、中小零細企業の経営者も法人でありますから減税の恩恵をうけることが出来るとぬか喜びしてないでしょうか?
理由を書きますが法人税現在の目的を安部首相が世界に向けて発信していますけど、その驚きの理由ってのが海外からの投資を日本に呼びこむのが目的なのだそうで、ここまで聞けば普通に国内で頑張っている中小零細企業の経営者であれば、この法人税減税が自分たちを苦しめるって直ぐに分かりますよね?
書くまでも有りませんが法人税減税によって外国資本の企業が日本国内に参入しやすくなりまして実際に市場に進出してくれば当たり前ですけど単に競争相手が増えるわけで、かつて地方都市の駅前商店街が大手流通系の大型スーパーの進出によってシャッター通りとなり何故かその町自体も衰退してしまって過疎化が進むなんて事が全国で起こりましたよね?
今度はそれが海外資本企業の進出によって繰り返されてしまう事が予想出来てしまうんですよね。
安倍さんねぇ世界第三位の経済大国でお金が使われないで金融機関に眠っているのが問題の日本なんですから別に海外からの投資を呼びこむ必要は全然ないわけですし、デフレ状態がずーっと継続中の日本において海外企業の進出なんてものを後押ししてしまったら、更に物やサービスの供給力が強化されてデフレが加速するだけですし、最終的な企業の利益もどんどん株主配当の形で海外に流出してしまうだけの結果になってしまうんですよね?
そんなわけで中小零細企業の経営者は法人税減税に反対しなくちゃいけいないと思うのですけど、更に将来に向けて注意しておかなくちゃいけないと思っている点を1点書きます。
日本の企業は残念ながら約六割が赤字企業となっておりまして、その場合は利益に対する税金はかからないのですけど、会社規模に応じまして均等割で最低限の法人税の支払い義務が発生していますよね。
でですねグローバルな会社がですね小さいけれども数が多い中小零細企業を淘汰する事を画策するとしたら、こんな感じで言い出すでしょうね?
赤字企業には市場から退場して頂いて新しい企業に活躍の場を与えましょうなどと言い出しまして、赤字企業にももっと税金を負担してもらいましょう、そのためには均等割の部分を増税して場合によっては売り上げに応じての外形標準課税のような形で赤字だろうと黒字だろうと平等に税負担してもらいましょう、なんて流れになることを非常に危惧しているのです。
過去の流れから言ってそのような税制改革(改正)で中小零細企業が淘汰されて大資本、グローバル資本が跋扈する世の中に進めようとする力が働く気がしてしまうのです。
ですから私は法人税減税に反対なのです。