株価上昇はいつまで続くか?
このコラムを書いている5月8日時点の日経平均株価は14000円を超えていますが、この株価はいつまで続くのでしょうかね?
なにせ短期間で株価が急上昇いたしましたので、いままでまったく株、証券会社に無縁だった人も中にはこれから株式投資をやってみようかなんて密かに思っている人もいらっしゃるのではないかと思いますが、問題はこの株価の上昇はいつまで続くかとか、将来的にどうなるかって事ですよね?
思うに少なくとも今度の参議院選挙または衆参同時選挙になる可能性もありますけど、とにかく選挙までは政府と日銀の強力タッグつまり日本銀行はすでに放たれた日銀黒田砲によって大胆な金融緩和を実行に移しまして市場に大量の通貨を供給致しまして、政府は政府で大型補正予算で直接投資を行いますから、はっきり言って株価が低迷する要素は非常に少ないのですよね。
問題は夏の参議院選挙が終わった選挙後に果たして株価は今の水準を維持して上昇を続けるかどうかだと思います。
私はこの点に関してはかなり楽観的な考えを持っております。
理由としては株価を決定する要素としてはもちろん企業業績の実態が一番大きいわけですけど、そのほかにも投資家心理ですとか色々あるわけです。
でねたぶん今の状況から言いまして日本はデフレを脱却いたしまして穏やかなインフレ、つまりリフレ状態になっていく予定ですね、まぁ今までの二倍の通貨を供給するわけですから間違いなくデフレからインフレに変化するわけです。
って事はですね、インフレ状態ってのは通貨価値が相対的に下がってきまして、いままで100円出せば購入できたものやサービスが120円とか出さないと買えなくなる状況で、つまり持っているお金の価値が下がってくるわけです。
これが日本中で同時進行で起きるわけですから、株券に対するお金の価値も当然ながら相対的に下がりますし、もっと平たく言えば全ての物やサービスに対してのお金の価値が下がっていく状態って事で、結果として株価は上がりますよね。
ただ注意が必要なのは実際の企業の業績ですとかインフレ率を加味して本来あるべき株価以上に株への期待ですとか人気が過熱しすぎまして、いわばバブルになるとしたらこれは非常に注意が必要になってきます。
ですから株価が予想以上にガンガン上がっているときに、腹八分目じゃないですけど売り抜けるって事が出来るかどうかじゃ無いでしょうかね?
まぁ頭ではわかっていてもどんどん株価が上昇してウハウハの状態にいざ自分がなってしまいますと、なかなかその時点で株を手放すことができなくて、馬場抜きゲームのババを最後まで持っているって事になってしまうんですよね。