経済波及効果の算出方法と嘘

ちょうど前回の東京オリンピックが開催された昭和39年(1964年)に私が生まれまして、今回めでたく二回目の東京でのオリンピック開催が決定したわけですけど、経済効果とか経済波及効果は2兆円だとかいった数字が天から下りてきたわけですけど、この経済波及効果ってなんだか胡散臭いと感じている人は多いのではないでしょうかね?

これがね公共事業のように国が建設国債を発行して橋梁を民間事業に発注したような場合でしたら、発注金額を基にしてそれから生まれる雇用者の数だとか使われる原材料だとか、重機や資材の購入だとか過去の実績を考慮してそれなりに信用置ける経済波及効果が算出されるだろうと思うのですけど、それ以外の部分にはそれ本当?嘘じゃないの?って疑問符がついてしまう場合も少なくないわけです。

たとえばね仙台楽天ゴールデンイーグルスがリーグ優勝した場合の経済波及効果が発表されたとしましょうか?

考えられる波及効果としてまず楽天市場で優勝記念セールが行われて優勝してからの3日間で50億円の売り上げ増が見込まれるから、まず経済波及効果で50億円ね!昔テレビでこんな解説をみた記憶がありますけど、あのねサラリーマンの給料は基本的に一定額で浪費家ばかりじゃないんだから、多くの人は優勝記念セールで割引になった商品を購入すると同時に、他の商店で購入する分を削減する場合が多いでしょうし、優勝記念セールだって普段よりも割引率をアップさせて利益率を下げて販売するのですから、実際の名目GDPは変化なしとしか思えないんですよ。

他にも優勝した勢いで楽天ファンのお父さんが乾杯をして祝杯を挙げるから飲食店の売り上げが一億円伸びるなんて話もありますが、確かに多少は財布の紐が緩む人もいらっしゃるとは思いますけど、毎月の家計においていくらファンといっても、だからってその月の家計が赤字になるほど散在するとは思えず、基本的にみなさん毎月健全家計生活を送るのではないでしょうかね?

つまりね経済波及効果に嘘があるって感じるのはプラス面だけの加算で計算しているわけで、少なくとも私はこっちに余分にお金を使ったらどっかで節約して帳尻を合わせる行動を取りますね。

もちろんオリンピックが東京で開催されて海外からの観光客は増加しますし、テレビの売り上げも伸びるでしょうしなんだかんだで日本の名目GDPは間違いなく伸びるでしょうから、経済波及効果は間違いなくあると思います。

ただそれを算出するには過去の事例からなんとなく、こんなもんでしょうね?位のものであってコメンテーターがしたり顔で解説する算出方法の根拠ってのはやっぱり違うのではないかなって感じるのですよ。

追伸
やっぱり日銀がお金を刷って国内のインフラをきちんと整備するほうが確実に雇用だとか景気対策になりますし、将来世代にインフラを残すことが出来るのですから、むしろこっちのほうに政府は力を入れてほしいものです。