内職の仕事は中国へ行ってしまった?

Xさんのお宅に遊びにいきますといつも部屋の隅には内職の仕事が定位置に鎮座していまして、外に出て働けない奥様が空き時間を見つけて内職作業にいそしんでいたようなのですが、ある日のこと遊びにいきますと綺麗さっぱり置いて有った材料が無くなっていたのでありまして、事情を聞きますとなんでも加工の仕事がそっくり中国へ移ってしまったそうなので有りまして、元締さんも廃業で仕事は無くなってしまったそうなので有ります。

それ以上の詳しい事情は分かりませんが、探してみても手作業の内職の仕事は全然見つからないそうなので有りまして、私が想像するに不況で工場が閉鎖になったり安い海外からの加工品に駆逐される形で単純作業の仕事は日本から随分と消滅してしまっているのでは無いでしょうかね?

しっかし私が千葉県の松戸市に住んでいた団地(梨香台)では近所のパン屋さんで内職する人を常時募集していたと思いますし、忙しい時期には知り合いの奥さんの関係で内職を手伝ってくれないかと私の家に声がかかってきたりと、内職作業をする人を随分と苦労して集めていた時代を知っているだけに今の状況は時代の移り変わりを強く感じてしまいますね。

思うに産業の空洞化とか製造しなくなった技術立国なんて話を聞きますけど、日本の食料の半分以上を海外からの輸入に頼っていますし、本来でしたらその分は材料を海外から輸入して国内で加工製造する技術力で稼いでいた国のハズなのですが、資源もなくて食料も海外からで工業製品も輸入が増えていてって状況でしたら、どうも日本の先行きが暗いものに感じてしまいますよね。

それに内職の給料(時給)は非常に安くて時給100円にも満たないような賃金では有りますが、その内職の賃金を生活費の足しにしていた人は日本中に無数にいらっしゃったと思いますが、無理すれば外に出て働ける人を除きまして、それ以外に生活の糧を稼ぐ手段を持たない内職従事者の方は、失業保険も出ないですし、他に内職の仕事もおいそれとは見つかりませんから、そーゆー現状を想像してしまいますと悲しくなってしまいます。

経済の原則から言えば製造コストの安いところで製造して利益を追求して税金の形で社会に還元するのが正しい姿なのでしょうけど、一体日本に何が産業として残っていくのかよく分からないので有りまして、アニメくらいしか頭に浮かんでこないのですよね。

その昔はアニメのセル画に色を塗る内職も有ったようですが、今でもその手の内職は残っているのでしょうか?