値引き販売競争に打ち勝つ方法は有るのか?
何度も書いていますけど商売の鉄則は安く買って高く売る事によってより多くの利益を確保することで、基本的に大部分の経営者・商売人はそりゃそうしたいと思っているのですけど現実とのギャップは大きいのですよね。
市場を完全に一社で独占していましていわば殿様商売が出来る環境で商いをしているのなら違いますけど、どんな商売でも商売敵と言われるライバル企業が存在しているのでありまして、裏で談合して価格カルテルでも結ばない限りは気がついたらお互いに終りの見えない消耗戦、つまり安売り競争の泥沼にハマり込んでいるなんて事がありますよね?
まぁ場合によっては別に競争相手も居ないのに勝手に一人相撲を取るが如く、自分から進んで値引き販売競争に邁進しちゃう法人相手の営業マンなんてのも全国には数多く存在していて日夜頑張っているようですけど、この場合は勝つも負けるも相手が居ない一人相撲なんですからこの場合は、打ち勝つ方法なんてものは存在しないわけです。
では競争相手が存在する場合の時を考えたみたいと思いますが、これが商っている商材の数が多ければ利益の取れないいわば集客商品と収益を出すための収益商品を上手に使い分けてトータルで利益を確保していく営業戦略が取れるわけですけど、単一商材での商売の場合は難しいですよね?
ですからこの場合は製品そのものに付加価値を付けて差別化を図っていくか、それが無理でしたら徹底した営業トークの向上で原価100円の物を10万円で販売できるようなテクニックを付ける必要があるわけですよ。
まぁよほど小さな限られたニッチ市場でしたら余程の経営感覚欠如した経営者でない限り利益の確保を最優先する販売戦略を取ると思いますけど、そうじゃない市場で商売をしているのであれば、時には大きな資本を持った大企業が市場を荒らしに来る場合があるんですよね。
基本的に資金力に雲泥の差が有るような場合において大きなほうが価格競争を挑んできたら、はっきり言って正面から受けた立つような無謀な戦いをしてしまったら、過去の事例を見ても分かるようにまず消耗戦なんてもんは負けちゃうんですよね。
ですから企業としては存続する他にやむを得ずゲリラ戦みたいにして、目先を変えて商材を手を変え品を変え出してみたり奇抜な販売キャンペーンをしたりして、とにかく営業を継続しながら反撃のチャンスを待つわけですね?
はい無理に打ち勝つような無謀な商売をしても勝てるチャンスは小さくなるんですよね。