イラスト似顔絵名刺は効果が有る?
営業マンが名刺に自分の似顔絵やイラストを入れて使うなんてのはかなり昔から有って確かOA機器販売大手の大塚商会なんかじゃ20年以上前から営業マンの名刺には顔写真が入っていたようですけど効果はどうなんでしょうね?
まぁ無いよりは有ったほうが顔と名前を覚えて貰える程度の効果はあると思いますけど劇的な効果なんてのは望めない・・というよりも徹底してやるかどうか?とか商品を主役にするのか営業マンがあくまで主役なのかって考え方も有ると思うのですよ。
これは取り扱う商材によっても違うと思いますけど、営業マンは自分の扱っている製品や商品をお客に販売するわけですけど、一つの考え方では主役は製品や商品であって営業マンはその良さを最大限に(時には200%にブーストをかけて)お客に伝えて購入してもらう役目で主役を引き立てる脇役ですから、顔と名前は最低限覚えてもらうとしてあまり目立ちすぎるのはどうかなって考え方です。
これは販売網を全国に展開しているような企業ですとか、企業イメージやブランドが広く知れ渡って確立しているような場合ですと、営業マンの個別のキャラやイメージが強すぎるとかえって問題ですし、営業マンの移動や転勤が多いような企業でも営業マンが主役になりきってしまうと、担当変更になった時に色々と弊害が出てしまいますよね。
もう一つの考え方は上記と逆の考え方で、主役はあくまでも物を売る営業マンって考え方で、営業と顧客が個人的に強く信頼関係を構築して、お客はあの人が勧めるから購入しますみたいな人と人との結びつきや人間関係で商品を販売する形や考え方ですね。
前者の営業マンは脇役で主役は商品って考え方でしたら名刺に顔写真や似顔絵のイラストを入れて、まぁ鰯の頭も信心からと思っていれば良いのでしょう?
では後者の主役は営業マンで取り扱う商品はなんでも良いなんて感じでしたらどうでしょうか?
まぁ徹底して顔写真ですとか似顔絵を使いまくって営業マン個人を売り込むのも良いかも知れませんけど、実際の営業活動の現場を思い浮かべたらむしろ逆なので有りまして、徹底してお客(顧客)との信頼関係を構築するような営業スタイルでしたら、そもそも顔写真もイラストも一切不要なのでありまして、そんなものに頼ることじたいがおかしな話になってしまうんですね。
そんな事を考えてみますと似顔絵のイラストですとか顔写真の入った名刺なんかはやっぱり効果は限定的でそれほど大きくないと言えるのでは無いでしょうか?