Webカタログ、Webパンフレットの営業戦力とデメリット

確かパソコンが企業のデスクワークの世界に普及し始めた頃に、これでペーパーレス化が一気に進んで省資源に貢献するなんて寝言を言っていた人が確か居たと思いますが、御存知の通りパソコンの普及によって逆にオフィスでの紙の消費量は飛躍的に増えちゃいましたよね。

さて今回の話題は会社案内だとか製品カタログなどを紙に印刷するのを止めて、自社のホームページ(インターネット上)に置いときましょうなんて流れを作ろうとしている業者があって、徐々に浸透を始めているような気がするのですけど、よく考えてやりましょうね紙ベースの会社案内やパンフレットの補助的な戦力にはなりますけど完全に置き換わるのは無理ですからねって事です。

会社案内ってのは自分の会社の中身を知ってもらうためですし、製品カタログやパンフレットってのは商品や製品を知ってもらって買ってもらうための営業ツールですから、目先の経費のことですとか便利さだけで考えて、いつの間にか総合的な営業力まで低下させてしまったら本末転倒ですからね?

例えば会社案内ですけど私に限って言えば新規顧客開拓をしているのに、会社案内はホームページに掲載しています以上なんてところよりも、やっぱりちゃんと紙媒体に印刷した案内を作っている企業の方が信用できるんですよね。

確かに会社案内で掲載される沿革ですとか売上実績だとか場合によっては役員構成なんてのは毎年変わりますから、その都度該当箇所を修正して印刷をしなおさなくちゃいけませんから、そりゃ簡単に修正できるWEB会社案内よりも何倍もコストがかかるわけですよね?

まぁ折衷案として基本的な部分だけは印刷で作って、補足する形でホームページ上に情報を出していくって形で紙に印刷されたものを残すのが営業的には望ましいのでは無いでしょうか?

なんといっても四六時中パソコン画面を目の前にして仕事している方はビジネスマン、ビジネスウーマンの中で半分に満たないんですからね?

商品カタログやパンフレットに関してもやっぱり手にとって眺めるって行動は想像以上に購入心理に対しての働きかけが大きいですし、やっぱり営業マンがね客先を訪問して商品説明などの営業活動をする際にパソコンから印刷したパンフレットってのもなんですし、必要以上にノートパソコンを開いて画面を見せながら商談をするってのは、百聞は一見にしかずと思いたいところですけど、実は営業トークの効果を半減させちゃうんですね?

だってそうですよね営業マンが商談をする際には正面向かってお客と対峙しての駆け引きと臨機応変の対応が営業力を決定するんですから、やっぱり必要以上にパソコン画面を開きっぱなしでお客と営業マンが並んでいる状態ってのは望ましくないんですよ。

そんなわけでWEBカタログやWEBパンフレットってのは紙ベースで苦手な部分を補うために存在するって意識のほうが営業的に失敗しないと思いますよ。