お金に変える力と能力と系列

簡単に言ってしまえば企画力と営業力が勝負って事になるのですけど、素晴らしい技術力や商品開発力を持っている会社なのに、肝心の売上を作る能力が欠如していて、気がついたら倒産しちゃっていたとか、販売力の有る企業に吸収されてしまったなんて事が少なくありませんね。

特に技術系や開発をやっている技術エンジニア集団みたいな企業の場合、このあたりの会社の持っている能力が会社の存続を左右するのでありまして、変な感じですけど別に大した技術力も持っていないし、開発する製品だってそんなに傑出した良いものでも無いのに、直ぐに上手にお金に変えてしまう企業が結局は生き残ってしまうように感じますね。

勿論、技術系の会社をやっているからにはやはりそれなりの何かに特化した技術を持っていないといけないわけですけど、それが会社の土台としたら、やっぱり土台だけじゃ社員が食っていくことは出来ないわけで、そいつをお金に変える力が必要になってくるわけですね。

でですね日本の技術力を支えているのは零細企業や中小企業だとよく言われていますけど、それを支えてきたのがいわゆる系列であったり、系列企業になっているほど強くはないけれど、どこかの大企業であるとか販売力を持っている企業との結びつきを基本にして、技術屋さんたちは販売の方をさして気にしたり苦労することよりも、技術力や開発の方に専念出来たわけですよね。

でですね何時の頃からなんでしょうか?大手製造メーカーに系列の破壊みたいな動きが始まりましたよね。

系列の破壊に走った理由としては、これからは系列にとらわれないでより良い製品が有れば系列外でも活用していくなんてもっともな理由だったんですけど、結果を見る限り大きな目で見て成功とは言えないと思います。

まぁ技術力と営業力が有る中小企業にはビジネスチャンスが広がったのかもしれませんけど、系列が崩れた結果ですね安心の企業経営の上に成り立っていた技術みたいのものの動きが鈍くなってしまったような気がするんですよね。

たぶん一番大きいのが技術力や開発力に優れていてもお金に変える力、営業力、企画に活かす力みたいなのがあまり得意じゃない企業が活躍できるフィールドが狭くなってしまったんですね。

しっかしここ20年ほどでせっかくジャパン・アズ・ナンバーワンと言われた産業競争力を高めるどころか逆に低下させてしまったんでありまして、特に経済学者ですとかエコノミストなんて類の人の責任は重いと思うのです。