金持けとスピード

慌てる乞食は貰いが少ないって言葉を聞いたことが有る人も多いと思いますが、経営や商売に限ってはスピードがものを言うと言いますか、これだけ情報伝達のスピードが早くなった現代では商売や事業の成否の鍵をスピードが左右するってことも多いのでありまして今回はそんな事をコラムで書いてみたいと思います。

さてその昔でしたらアメリカやヨーロッパにでも渡航致しまして向こうで成功している事業ですとか商売の仕組みを日本に持ち帰りまして、実際に日本で事業を起こして成功するって例は沢山有りましたし日本でまだインターネットが全く普及していなかった時代にアメリカでインターネットを体験して日本に帰って事業を起こした人も少なくないと思います。

この時代ではまだ日本にインターネットが普及していなかったですから、海外の情報を得る手段が限られていましたから渡航した人だけが日本で得られない情報や商売のネタを入手して、日本に帰って先行者利益を得ることが出来たのだと思いますが、今では相当の情報を目の前のパソコンから引き出すことが出来ますので、渡航して帰ってくる間に別の人が事業化してしまう可能性が高くなったんですよね。

まぁアメリカやヨーロッパで成功している事例を日本で持ってくるってのはさておきまして、新たな商売の可能性を思いついたときに実際に事業化にまでこぎ着けることが出来るのは、ごくごく少数の起業家なのでありまして、行動力が無かったり今やっている仕事が忙しくて手を出せなかったり、意欲が有ってやりたくても資金が足りなかったり、熟考している間に他の人に先をこされてしまって諦めてしまったり実現に至らない理由は様々だと思います。

別に経営者とか自由業の人でなくて会社員の方でも新しい事業を考えついて、事業計画を考えたり具体的な計画を練る事はとても楽しいことなのですが、いざ実現しようとなると自分ひとりでは出来ないので人員の確保をどうしようかとか、商売が軌道に乗るまでの資金が思ったよりも掛かりそうだとか、商品や製品やサービスを開発しても販路の問題ですとか、広告宣伝はどうしようかとかスピードが大切なのは理解出きても、躊躇させる項目は後から後から出てきてしまったりするのですよね。

まぁ思うに向こう見ずと言いますか石橋を叩いて渡るような人じゃなくて、まずは走り出してみて後から修正するなり問題が出てきてから解決すれば良いやくらいの、予め問題が沢山出てくることを見越すくらいの適当さがないとスピードを発揮出きないように思います。

もちろん失敗する人のほうが多いと思いますし、スピード経営が必ずしも成功するわけではないのでありますが、スピードが成否を分ける確率はとても高くなったと思うのです。