シャワー効果(営業戦略)について考える

SONYがタイマーじゃなかった高品質な4Kテレビで市場に攻勢をかけるとのニュースが耳に入ってきました。

なんでも最上位のテレビ市場でトップシェアを取ることでシャワー効果を期待するとかいった話でした。

シャワー効果とは何でも様々な製品において上位クラスの製品で圧倒的なシェアをとってブランド力を高めることによって、下位の機種つまり一般庶民向けの製品でも販売競争を有利に進めることができるようになる現象のことです。

たぶん知られている事例ではかつての本田技研工業がF1レースの世界において圧倒的な強さを見せて連戦連勝だった頃に、あの世界最高峰の自動車レースで圧倒的な強さを見せているんだから、きっと市販されている製品もその技術が生かされていて、きっと良い製品に違いないなんて感じでホンダ車ファンを作り出した時代が有ったと思いますが、あれがシャワー効果なんでしょうね?

ただ多くの企業、特に私にはシャワー効果なんてもは無縁の営業戦略なのでありまして、と言いますか余程の資金力と営業力などの人的リソースが無い限りは手を出してもデメリットのほうが大きくて、気がついたらシャワー効果が出ていたなんて位の事だと思います。

何故ならばシャワー効果を出せる状態ってのは車でしたらトラックから軽自動車まで更にはレース参戦までのフルラインナップが必要ですし、コンピューターの世界でも幅広いラインナップが生産して販売体制を整えて初めてシャワー効果に挑戦できるって事ですからね。

その場合、共通した技術があって流用できるメリットも確かにありますけど、開発から生産までにやはり相当の頭数が必要になってきますし、販売に至ってはトップレベルの製品と庶民向けの薄利多売商品では販売チャネルが違ったり、マーケティングも違います色々と大変なんです。

特にハイクラスの高額な製品や商品を販売する場合に、同時並行で同じブランド名で庶民向けなんて物を出していたら逆に高級志向なお客から敬遠されるなんて逆シャワー効果みたいなものも確実に存在いたしますよね?

例えますと牛丼でお馴染みの吉野家さんがですね、シャワー効果を狙って高級ステーキ専門店を一等地に出店するけど、狙いはシャワー効果なのでお店の名前は同じく吉野家にしましたから宜しくなんて感じでしたら、高級志向の方は経営的マーケティングに失敗することが目に見えていますからね。

そんなわけでシャワー効果なる営業戦略マーケティングはどちらかと言うと後付けの理屈だと思うのです。