領収書販売と税金対策

世間は夏休み中でありまして、そんな時こそ出社して社内に居ますと、電話も全然来ないし飛びこみの営業マンもやってきませんので、普段やりたくても 出来なかった事や、いつでも良いからと、置いておいた仕事の整理などをゆっくり片付けることが出来ます。

そんな訳で休日出勤をしまして、机の周りや貯まりに貯まった名刺の整理をしていましたら、懐かしい会社名の入った白紙の領収書 が出てまいりました。

別に闇の業者から空領収書を購入したわけでも、悪事を働いたわけでも有りませんので、先ずはこの白紙の空領収書が出てきた訳を 書きましょう。

あれは、今から四年ほど前の事ですが親交の有りました会社が奮闘の甲斐も無く、遂に倒産、会社整理の憂き目にあってしまいまし て、その騒動のさなかひょっこりその社長が弊社に顔を出されました。

倒産の顛末を一通り話された後、お世話になったお返しと言ってはなんだがと言いながら、何故か金額と日付が記入されていない、 白紙の領収書を差し出して、”上手く使ってください”っていいつつ弊社を後にしたのでありました。

私は貰った領収書を使うことも無く、捨てることも無く、そのまま机の書類の中にまぎれていたのが、ひょっこり顔を出したわけで す。

ご好意で下さったことは想像に難くないのですが、違法なことをやって人生を棒に振るわけにはいきませんので、使わなかったわけ ですがこの領収書って不思議ですよね?

会社経営者の方なら分ると思いますが、領収書は場合によっては現金よりもよぽど価値が出てしまうので、分らない方にとっては不 思議だと思います。

折角ですので少し解説しましょう。

例えば商売を1年間頑張って、必要経費を除いた営業利益が 100万円出たとしましょう。

するとまあ40%は税金にもっていかれますから手元に残るのは60万円ですね。

所が悪い税金対策用に20万円の空領収書が有って20万円を必要経費に入れてしまうとします。

そうなりますと、20万円は白紙の空領収書ですから、領収書に書かれた20万円はそのまま手元に残りまして、税金も残った80 万円に対しての税金ですから、払う税金は32万円で税金も8万円節約できてしまうことになります。

分りましたか? 20万円の領収書が28万円の価値になってくるって訳です。

でね、税務署が領収書つまり領収書を販売する業者の事を本で読んだこともありますし、不正を行なう業者に対してなにかやってい るのか気になるところです。

正規の領収書は税務署で一冊500円とかで販売してですね、購入できるのはちゃんと登記して決算報告をしている法人で、領収書 の販売履歴もとって、使い終わったら古い控えを返却しないと新しい領収書が購入できないようにしてしまうなんてどうでしょうか?

う~んこの辺り、現状甘いような気がします。

※そーゆー架空の領収書を販売する業者の事をB勘屋と呼んでいて存在した事も有るようですが、直ぐに発覚するのが落ちですし、 妙な事は止めましょうね?

追伸

うちのようなソフト開発会社の場合、ほぼ人件費と家賃と機材のリースで仕入が極端に無い業種ですので、インチキは出来ないです。

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