社内改革と抵抗勢力と組織内の保守派

私のサラリーマン時代を振り返ってみますとどっちが正論かどうかは別にして改革派とか革新派みたいな現状を変えようとする力が、正義みたいに見られちゃう場合が多いと思うのですよね。

特にね社内改革みたいな話が会社の上層部から出てきた場合なんてのは、そんな今まで長い間かかって培ってきた社内の仕事進め方とか蓄積してきたノウハウを一切無視して改革しなくちゃって声のほうが正論みたいになってしまうのはどうかなって思いますね。

まぁ私の数少ない経験から言いますと、社内改革だと昔でしたらペレストロイカみたいな言い方で、社内の仕事の進め方を抜本的に改革して変えてしまうなんて声が出てくるのは、売上の減少ですとか利益率の低下ですとか、企業の存続に赤信号が灯った時にまず決まって出てくる話なんですけど、何というか今までの業務を改善するとか言った声が無く抜本的なと言いつつ、単なる机上の空論で改革がなされるといった事態には注意しなくちゃいけないと思います。

ここで実際に有った話を書こうかと思います。

その会社は企業向けに産業機械の販売を行っている会社で、併せて納品した企業のメンテナンスもサービス部門が行っていました。

さてある日のことですが、こんな話が上層部から出てきました。

既存客が機械を買い換えるきっかけの多くは使っている物が故障したり壊れた時なんですけど、サービスマンが顧客を小まめにユーザーを巡回して可動部分に注油したり、お客様が機械の故障で困らないようにしていたのですが、ここを改革しようとする改革案が出てきました。

無償サービスの巡回点検はコストだけかかって割にあわないので、極力無償で行う巡回サービスの頻度は減らして、故障したら有料で訪問して対応する、更に故障時に訪問したサービスマンは営業的見地に立って買い替えを促進するように働きかけるとの考え方です。

結果は2年ほどで直ぐに表れましてどうなっのかはご想像通りです。

ここまで極端な例は稀なのかもしれませんけど、業績や売上が低下しているみたいな状況では何とかして現状打開しようとする気持ちが強くなってしまいました、とにかく改革つまり大掛かりにやっている業務を変えなくちゃダメだみたいになってしまうのが結構多いんですよね。

何と言いますか小さな改善なんてのは見向きもしなくなってしまって、とにかく大きく変えるって事に飛びついてしまうみたいな事は、冷静に考えればおかしいぞって感じることが多いのですけど、その場では熱に浮かされた状態で気が付かなかったりするのです。