解決しない国際問題とクレーマー対策

韓国と日本の関係が冷え込んで久しいわけですけど、この問題はたぶんあと千年は解決しないと思います。

北朝鮮による拉致問題も同じなんですけど、完全に解決しちゃうと切り札が無くなって今後の国家間の交渉が難しくなるから。

真相はともあれ韓国にとって唯一、日本に対して強気に出られる交渉カードであり足を引っ張れる材料なのでありますから、慰安婦問題が完全解決して一切言及できなくなったら、まぁ国力の違いなどを考えれば立場的に交渉を対等に進めることが出来なくなる可能性が高いですから、そう簡単に手持ちのカードを切るわけには行かないと思います。

北朝鮮にしても拉致問題が完全に解決してしまったら、じゃあそれから食糧援助を日本から引き出すために出せる交渉カードを手放してしまっていますから、そう簡単に手ぶらの状態になるわけは無いと思います。

これはややこしい個人生活における交渉事の場合もそうですけど、日本は別に拉致問題に関しては北朝鮮に問題が有るのですから下手に食糧援助や経済援助なんてしないほうが問題解決が早く進むような気がしますね。

北朝鮮としては小出しに情報を出しつつ必要最低限の交渉を出来るだけ細く長く続ける事によって、最大限の援助を日本から引き出す事が最も国益になるに決まっているんですから、それに日本がお付き合いする必要は一切ないのです。

韓国にしても朴槿恵大統領が日本以外の国との外交でも、日本の足を引っ張る告げ口外交がメインですし、日本を非難しつつ見返りを求める事の繰り返しなんですからね。

ですから北朝鮮に対しては最大限の強面で一気に片を付けない限り今のような交渉していても向こうの思う壺でしか無いわけですし、韓国に関してもハッキリ言って韓国とはもっと距離を置く事と事実をしっかりと世界に対して発信致する事に専念致しまして、それ以外に妙に擦り寄る必要は一切ないと思いますね。

つまりですね急いで解決したいといった態度を見せれば見せるほど、相手にとって思う壺な状況で韓国も北朝鮮も最大限の国益を得ようとするわけですから、ある意味では解決しようという行動に反比例して解決が遠くなる現実も有ると思うんですよね。

まぁこれはクレーマー対策にも通じる所があると思うのですけど、筋の通らない不当な要求には一歩でも引いた対応しちゃうと更に付け込んで来て要求がエスカレートするのは当たり前の話で、国際問題でも個人の話でも毅然とした態度で、ひいてはいけない場面では絶対に譲歩しちゃいけないんですよ。