国会議員の借金と選挙の問題

お金がらみの問題で足をすくわれる国会議員の先生は多いのですけど、根本的に選挙システムに何らかの問題が有ってそれが政治の質の低下を招いていることは間違いないでしょう。

どんなに志が高くてしっかりした考え方を持っている人であってもでは国会議員になろうと思っても、莫大な選挙資金が必要なのでありますから、よほどの蓄えが有るかタニマチが居るかとにかく志だけじゃ国会議員になることは難しいわけですよね。

そんなわけですから二世議員が大半を独占してしまいまして、二世議員じゃなくても選挙資金を借り入れたばかりに、政治理念を曲げることになってしまったり、後になって資金の借り入れで足をすくわれたりするわけですね。

でですねこの解決方法ってのは結構簡単でマスコミが正常に機能すれば改善するのですよ。

直近ですと東京都知事選挙がありましたが確かこの選挙に立候補したのは10名以上いたと思いますけど、マスコミの報道を見る限りでは舛添要一、細川元総理、あと名前を忘れましたけど元日弁連会長と田母神俊雄さんばかりで、ハッキリ言えばマスコミが泡沫候補と決めつけた段階でもう泡沫候補決定なのであります。

それもねマスコミが本人が単なる売名行為だとか政策内容がハッキリしないとか、バックの勢力に問題が有るとか理由があるならまだしも、単に知名度だけで政策の内容も何も関係なしに勝手に線引してしまうんですから、こりゃもう二世議員とか会社経営者か紐付き候補者しか議員になれないんですよ。

その結果ですね日本が非常に宜しくない方向に進んで行ってしまうのでありまして、最近では外国人労働者の受け入れですとか、消費増税ですとか年金支給年齢の引き上げですとか多くの日本庶民が困るような政策を推進しつつ法人税率の引き下げに走るんですから、こりゃもう政治の劣化ってレベルじゃないですよね。

マスコミの問題以外にも例えば選挙資金の上限を決めるってのも必要だと思います。

これ小学校の洗足で経験が有ると思いますが、持っていくおやつは300円までとか決まってましたよね。

これは推測するに裕福な家の子供もいれば貧しい家庭の子供も居ますから、おやつで歴然と差がついてしまうのを防ぐために購入金額の上限が有ったんだと思うんですよ。

それで何の問題も無く遠足は楽しく終了したんですから大人になって国会議員の選挙も同じように上限を儲けても良いんですよね。

それと当選して欲しい人以外に絶対に議員になってほしくない人も一緒に投票できるのもいいと思うのです。