営業活動は必ず履歴や足跡を残す事
今回のコラムは別に営業日報をまじめに毎日詳細に書きましょうなんて話題じゃなくて、営業マンは自分の活動を見込み客とかにちゃんとアピールしましょうねって話です。
よくあるのが既存客でも新規顧客開拓中で現在進行形で営業をかけている客先に、アポイントなしにと言いますか新規顧客開拓中であればアポイントを取ることが不可能な場合も多いのですけど、マメに顔だけは出しておきましょうって事で突然アポ無し訪問を実施致しましてお目当ての社長なり担当者が出かけていて不在だった時の場合の話です。
私の推測では訪問した営業マンの過半数は「社長はいらっしゃいますか?そうですか不在ですか、じゃ又顔出します」で帰っちゃう。
営業効率的にはアポ無し訪問は避けたいところですし、不在時に訪問したら社長なり担当者の在社時間なりを聞き出しておくのが肝心なんですけど、新規顧客開拓中で取引がない相手でしたらそうもいかないので、やっぱり伝えたい人にちゃんと来たことが分かるように足跡を残しておかなきゃダメなんですよね。
営業マン「そうですか不在ですか残念だな、じゃあ来たことを伝えておいて下さい」じゃ落第点ですね。
お願いした相手がちゃんと伝えてくれるかどうか不明ですし、お願いしたのが事務員さんでしたら定時に帰ってしまってその後に社長なり担当者が帰ってくる場合も多いですし、事務員さんだってそんな飛び込み営業みたいな相手の話を伝えるかどうかも怪しいですからね。
ですから営業マンとしては何らかの役立つ資料を置いてくるなり、ってそう口で言うほど簡単じゃないですから最低限の行動として、名刺の裏に”突然おじゃましてすいません、またお邪魔します”くらいで構わないので素早く書いて社長の机の上においておいて貰うくらいの行動が必要でこれが足跡を残すって事なんですね。
おっと書いていてふと思ったんですけど名刺の裏は白紙が基本だと思いませんか?
中には余白を残すのは損とばかりに裏面にぎっしり取り扱い品目なんてもので埋めちゃう会社が有りますけど、そんな事をしたら営業マンの基本的営業ツールの名刺の威力半減してしまうじゃないですか!名刺の裏は足跡を残すためのスペースなんですからね。
他にも本日の事を会社に戻ってから相手の簡単なお礼のメールを入れておくとかも結構営業活動に有効な方法で、それをやっておくと運が良ければ結構長く相手の受信ボックスに残っていてくれたりしますからね。
とにかく営業マンとしてはなんだかんだでベタベタと足跡を残しておいて損はないのです。