営業職に向かないと思って転職先を考える
主には精神的な気持ちの問題ですが中には容姿の問題なんてのも理由としてあるかもしれませんが、営業の仕事をやっている人の中には結構な割合で自分は営業に向いていないのがわかったからとか、営業的なセンスや能力が不足しているので何か別の道に進みたいと思っている人は多いと思います。
そりゃまぁ他の職種と比べて売上って数字がモロに自分の評価や社内的な立場にまで直結してきますし、客先に訪問しては下げたくもない頭を下げたり、お客よりも知識が決定的に不足していて恥をかいたり、時にはクレームでどやしつけられたりしますし、売上数字が目標に達して居なければ上司の叱責っておまけ付きですから、そりゃそう考えるのも納得できるところでは有ります。
さてそんな風に思ってしまって今の仕事を止めて何か新しい職で食べていこうと考えたら、どうもどの方向に進んでよいのか分からないし、これといって特技もやりたいこともないし困ったもんだって人も多いと思います。
たぶん今40歳とか50歳になって現役の営業マットして働いている人の中にも、何かチャンスやきっかけが有れば転職したかったんだけど、これといったきっかけもチャンスも無かったのでそのまま何となく営業マンを続けていますなんて人もいらっしゃる事でしょうね。
でですね、私の知る限りの話ですけど営業の世界に飛び込んできた人の少なくない割合で、肉体労働はやりたくないし作業着よりも背広を着てオフィスで働きたいだとか、何となく美味しい思いができそうな気がしたのでなんて人が多くて、私は絶対に営業の仕事がしたいんですって人は少数派なんですよね。
ですから営業の仕事に見切りをつけて例えば工事現場で働くだとか、未だ若ければ公務員試験を受けて公務員を目指すなんてのも有りますけど、とにかく甘い考えを捨てない限り営業の世界から出て行くことは難しいと思うのですよ。
それと給料の面に関してもなんだかんだ言っても例え売れないダメ営業マンであっても、やっぱり営業手当ですとか外勤手当なんてのが有って、みなし残業手当なんてのが有ったり致しますから基本的に他の労働と比べたら給料は若干でも多い場合が殆どですし、営業職以外の職種で成果に応じて手当が上乗せされるような歩合制度もありませんから、収入面でも年収で10万円単位でダウンする事を覚悟しなくちゃいけないんですよ。
なんだかんだと言いつつすべての企業は営業が居て売上を上げないと会社は存続できないんですから優遇されている面が多いのでありまして、この辺りを覚悟しないと次の職場を探すってのは狭き門になってしまうのです。