マニュアル人間、問題の本質

つい最近の話ですがちょっとした事がありまして先ずはその事から書いてみようと思います。

庭の草刈に使っている草刈機の燃料であるガソリンが無くなってしまったので、ガソリンの入っていた缶を持参してガソリンスタンドに出かけてガソリンを購入しようとした時の話です。

セルフ式のガソリンスタンドでお客が自分で携帯缶にガソリンを入れるのが違法なのは知っていましたので、まだ若い店員さんにお願いしたところ缶が赤くないので出来ないとの事で販売を拒否されました。

なんでもガソリン専用の赤い携帯缶じゃないと給油できないのだそうですが、私が持参した空き缶を見せてこれはねガソリンが満たされていた缶でこの中身を草刈機に入れて使うために存在しているもので、ほらここの缶に印刷してある表示を見て下さい、ガソリンと2サイクル用のエンジンオイル50:1の混合ガソリンだと書いてあるでしょ!だからこれは正真正銘ガソリンを入れるための缶なのよ・・で通じるかと思いきや一切通じない。

いやいやうちで給油できるのは赤い色をした携帯ガソリン缶だけなのだそうだ。
※私が間違っていてら問題なのでネットと電話で確認してみましたがガソリンを携帯する容器に関して素材などの規定や制限はあるものの、缶の外装の色が赤い色じゃないとダメって規定はありませんでした。

いくら説明しても納得しそうもないマニュアル人間みたいだったのでさっさと諦めで他のガソリンスタンドに移動してさっさとガソリンを購入したわけですけど、なんというかマニュアル人間の問題の本質みたいな事を考えましたね。

先ずね問題なのはその若い店員さんじゃなくてマニュアルそのものに有ると言うことです。

若い店員さんは業務に忠実な行動をとっただけでありまして、経営者から見たらそれはちゃんと業務遂行上のルールをきちんと守って仕事しているわけですから、お利口さんなわけで注意すべき問題点も無いわけですよ。

問題はですねガソリンを携帯缶に販売する場合は”赤い色をした”缶に限るとしたマニュアルにあるんですよね。

たぶん若い店員さんもこれから暑くなってきて雑草が伸びてきて草刈機の出番が増えて、スタンドに燃料であるガソリンを買いに来るお客も増えて、たぶん赤い色がついていない草刈機の燃料用の缶を持って買いに来るお客が増えてマニュアルの問題点に気が付くのでは無いかとおもいますけど、つまり問題の本質はマニュアルの中身そのものにあると言えると思いませんか?

よくそのマニュアル人間って人そのものを非難するような論調が有りますけどそれは問題の本質じゃ無いと思うのですよね。