ウクライナ情勢と日本経済の行方
地球の裏側で起きている紛争が日本の片田舎で細々と営業している零細企業のたった一人の営業マンにも影響を与えるのは避けられない事と言って良いでしょう。
断片的に伝えられるしかもマスコミのフィルターがかかった情報では、ウクライナ情勢の本当の事つまり真実は決してわからないのですけど、出来るだけ客観的に日本経済に与える影響とか経済的な事を考えてみたいと思います。
まず過去の歴史を紐解くまでもなく紛争とか戦争といったものは、当事国はどっちも多大な犠牲と被害と経済的な損失を蒙りますが、一歩離れた立ち位置で直接的に関わらない国は戦争特需が発生致しまして経済的に恩恵を得ることが出来ルト誠に分かりやすい単純な経済的な公式が成り立つわけです。
まぁそんな目で過去の日本の経済成長を見てみますと日本は恩恵を受けてきた事を否定する事は出来ないわけです。
そりゃ戦争や紛争の当事国はそっちに全力で国力を総動員しますから、民生品の製造ですとか食料生産ですとか普通の暮らしをするための経済活動を一気に縮小するんですから、風が吹けば桶屋が儲かる的な感じで、穀物や畜産物などの食料品を輸出している国も当然ながら工業品を輸出している国も、特需がやってくるのは当然の事になります。
では現在進行形のウクライナ情勢が日本経済にどんな影響を与える事になるかといった経済予測ですが、株価を見る限り株価は下落しているようです。
多分これはウクライナ情勢が緊迫化する事によってエネルギー価格、原油とかガスとかいったものが値上がりしてしまいますので、絵なルギー全般を海外からの輸入に頼っている日本は製造コストが上がってしまって経済的にダメージを受けてしまうって予測なのでしょうね。
しかし私の予測は全く逆なのです。
理由としてはエネルギー価格は確かにウクライナ情勢の行方によって上昇するのは間違いないのですけど、それは世界的に上がるのであって別に日本だけが唯一上昇するわけじゃ無いですよね?
過去にも日本ではオイルショックと呼ばれた原油価格が高騰した事がありましたけど、あの時は一時的には石油製品が一斉に品薄になって一斉値上げされたり致しましたけど、マクロ経済というか全体的な経済状況を考えれば、日本経済は力強く成長しましたからね。
そんなわけで基本的に株価の動きなどを見ていますとウクライナ情勢の緊迫化によって日本経済の先行きに不安を感じている人が多いように思いますけど、私はそんなに不安視する必要はないと思うのです。