ジリ貧対策と売上回復策

売上の下落に対しては経営者によって気にする範囲が違うと云いますか、例えば一気に売上が半分になってしまったら大慌てで対策をいろいろ考えて実行したりしますが、これが3%とかだったら誤差の範囲だとか天候の影響だとか勝手に理由をつけて、深く原因や要因を探ろうともしないで放置するなんて事になると思います。

さて特定の分野や商材に特化して営業活動を行っている場合、売上の落ち込みに対して大きな決断を迫られる場合が多いですよね。

毎月毎月、少しずつ少しずつ売上が下がっているけど、一応は損益分岐点の売上はクリアしているうちは良いのですけど、これがやがて毎月赤字が出るようになったら、ここで色々と悩むわけですよ。

なにせ単一の商材や分野で商売しているわけですから、簡単に次の売れる商材も見つかりませんし落ちているとはいっても一定の売上を毎月得ている商材に対しての営業活動を他に振り分ければ、徐々に落ちていた売上に拍車をかけるなんて事にもなりかねませんからね。

順調に売上利益が出ている時の経営者は誰がやっても簡単なんですけど、売上が下降局面に入ってしまった時は経営者の手腕や先を見る目が試される事を実感いたします。

何か目先を変えてみるとか打開策を考えて実行しなくちゃって思いと、売上下落に対して低価格路線にかじを切って利益の出ない体質にどっぷりハマってしまった企業ですとか、高価格路線に進んではみたものの顧客離れを起こしてしまってもう立ち直れないほど客足が落ちてしまったとか、傍から見ている限りですけど目先の売上下落に過剰に対応してかえって傷口を深くしてしまった例も数限りなく有りますからね。

ここからが私の結論と考えなのですけど、誰がどう考えても今やっている商売に将来性がなくて10年後には必ず消滅していると思われる以外は、身を潜めてじゃなかった余計なことをしないで生き延びるつまり事業を継続することだけに専念して余計なことをしないってのが最良の策じゃないかと思うのです。

その理由として一部の急成長している分野や斜陽産業を除けば、売上減少や増加の大きな流れは後になってみると自分の経営努力よりも、全体の景気動向ですとか消費者心理みたいなあがらえないような大きな力や流れが売上に現れている場合が圧倒的に多いように思えるのです。

ですから会社を存続させるために経費を切り詰めて余計な事も一切しないでなんて書きますと経営者として無能者みたいに感じてしまう人が多いと思いますけど、あえてじっと我慢しているって忍耐力も経営者には必要だと思うのです。