売らない決断と会社命令

売上不振にあえいでいる営業マンは販売してはいけないお客や商品を販売してしまってあとでもっと苦労する事が結構あるのでは無いでしょうか?

どう考えても後々ハマりそうなお客なんだけど今月の売上は贔屓目に見ても最低レベルだし、今は目先の売り上げのことだけを考えよう、今日も売上がなかったら激しく叱責されるしみたいな感じで、販売を致しましてその日とか当月だけは何とかその甲斐あって及第点を貰えたけれど、翌月に大クレーム発生ですとか、代金の回収が出来なくて大変な事態に陥るだとか、なんだかんだと余計な手間を取られてそれから他の営業活動に支障が出てしまって、もっと売れない状況になってしまったりクレームの噂が広がってしまったりと、俗にいうドツボにはまるなんて経験をした営業マンも少なく無いと思います。

こんなことを書いている私だって過去にはそんな経験をしていますし、あっこれは販売してはダメだ売らない決断がちゃんと出来るようになったのは三十歳を過ぎてからでしょうか?

まぁそれはある程度は営業力が向上したせいも有るのでしょうけど、経験を積みまして今月の売上だけじゃなくて少し長期的な視野に立った考え方が出来るようになったのかもしれません。

ただですね念の為に書いておきますと、余程のことがない限り未だ経験が浅い営業マンの場合においては、あまり後のことまで考えて、安直に売らない決断をしてしまうってのも問題だと思います。

何故ならばクレームにしても大変な代金回収業務でも、経験を繰り返すことによってクレームに発展しないように立ちまわったり、売るからには確実に代金回収まで出来る営業活動が出来るようになるからです。

さてここで問題になってくるのは会社命令ってものです。

これも私に経験がありますけど、かなり完成度が低い製品だけれども、これを積極的に販売しないと会社が売上の確保ができないとか、場合によっては会社が立ち行かなくなるなんて場合において、色々問題が有ることは分かっているけれどそれは脇に置いて今はこれで売上を作ることだけを考えて行動しなくちゃいけない場合です。

営業マン個人としてはこんな商品をお勧め致しまして買って頂いたら、まぁ会社の評判は落ちるでしょうし何より自分を信用して買ってくれるお客に対して後で出せる顔がないなんて感じです。

まぁこんな時にもやっぱり販売や売上を優先して考えなくてはいけないのが営業マンの宿命なので有りまして、それでも経験を積んでベテランになりますと、そんな時の立ち回りの上手な方法が徐々に身に付いてくるものなのです。