焦って泥沼の経営状態に

これだけ不景気が長く続いてしまって倒産件数が高水準で高止まりしていますと知り合いの会社が倒産するなんて事も、数年に一回くらいは残念ながら出てきてしまうのでありますが、今回のコラムでは売上不振や業績不振から焦って泥沼にはまるって事について書こうと思います。

その会社は創業からずっと業績が良くて良い状態の時に二代目社長にバトンタッチ致しまして暫くは好調を維持していたのですが、少子化や景気の変動によって黒字確保が難しくなってしまったようです。

何とか動いて業績を上向かせないとこのままではジリ貧状態だって事でまず社長が何をしたかって言いますと、借り入れできるだけの資金を銀行から借り入れまして宣伝広告を盛大に出して施設を改築致しましてと傍から見ているとまるで金に糸目を付けないような感じで、販売促進費にお金をつぎ込んで一気に借入金の大半を使ったしまったようです。

まぁ伝え聞くところによりますとせっせと販売促進にお金をつぎ込んだおかげで、多少は業績も上向いてきたようなのですけどいんせん、多額の借り入れに対する返済が経営を圧迫してしまって首が回らなくなってしまったようです。

でね、このままではジリ貧で黙って待っていても座して死を待つのは嫌なので、手を尽くして業績回復に奔走するのは経営者として当然の行動ですし、そうすることによって倒産回避出来た企業も星の数ほどあると思いますけど、それと同じくらい焦って動き過ぎて後で考えてみればその行動が泥沼にはまっていく第一歩で、墓穴を掘ったなんてことも良くあると思います。

まぁ経営にもタラレバは無しですしやってみないと分からないのは当然の事なのですけど、私が思うに下り坂に入ってしまっている時には、借り入れを増やして勝負する方向に向かうよりも、いかに身をかがめて事業を継続させるかに注力した方が良いのではないかと思っています。

理由としてはやはり倒産させてしまってはチャンスは巡ってこないのは当たり前ですけど、期間が長ければ長いほど復活したり業績回復のチャンスが巡ってくる確率が増えてきますからね?

追伸
しっかし会社経営ってのは難しいもので後になって振り返ってみれば、失敗の原因ですとか問題点に幾らでも説明が付くのですけどやっている当時は正しい方向だともちろん信じてやっているわけですし、自分を信じて行動に邁進する信念がないと経営者としてやっていけないですからね?

いやはや全く難しいものです。