売上不振と需要不足

売上不振と需要不足

需要と供給の関係というのは小学校で習うことで、殆どの人がちゃんとそれを覚えて理解している事なのに自分の商売に関しては、そのことを忘れている人が少なくないように思います。

売上不振の原因というのは確かに色々あるのですけど、何が根本的な原因かというと需要不足なんですね。

どんなに美味しくない飲食店であっても、周りにお店が1軒もないとか工場の中にある社員食堂なんてのはその地域の需要を全て一社独占ですから、味に問題があってもちゃんと商売ができて尚且つ儲かるわけですよね?

逆に真面目に一生懸命に商売をしていても需要に対して供給力が圧倒的に多ければ儲けを出す事は非常に難しくなってしまいます。

いまコンビニエンス業界などはその最たる例で、フランチャイズ本部だけが儲かる仕組みドミナント戦略によって大量出店されたお陰で、フランチャイズ加盟店舗のオーナーがいくら努力をしようとも儲からない状況になってしまっています。

もちろんこれは商売におけるライバルの存在によって需要を上回る供給力が市場に出現してしまうのですけど、売上不振の原因を供給力にだけ着目してしまっている場合も多いと感じるのです。

売上が不振だから品揃えを良くしましょうとか、取り扱い品目を増やしましょうだとか、客単価を上げましょうだとか粗利率を上げるために値上げするとか仕入れ価格を下げる努力をするだとか。

けど根本的に需要を増やすことにならない場合が多いのですよ。

間違った経済知識が需要を増やさない原因

景気が悪いのだから税金の無駄使いをやめさせる

みたいな話も多いですし間違っていないのかもしれませんけど、これが日本全体の景気を悪くしているとしか思えないのです。

本当は日本の景気が悪いのだから多少のことには目を瞑るから、どんどんお金を使って景気を良くしなさいって方向が必要だと思うのです。

そもそも国はお金を発行できるわけなんですが、そのことは別の機会に書くとしてマクロ経済とミクロ経済を一緒に考えてしまっているのが問題だと思うのです。

一般家庭の家計簿とか企業の場合でお金を使うと無くなりますよね?

じゃ国全体のマクロ経済となると、これが根本的に違うところでお金を誰かが使っても同じ分だけ他の人が受け取るのですから現金は1円も無くならないのです。

だから国家が国内にいくらお金を使っても全体の量は同じで、国民に移動するだけなんですよね。

ですから景気が悪い時というのは根本的に需要が不足しているんですから、特に商売をやっている人でしたら、国の支出を抑える方向に意見してはいけないと思うのです。