素質と容姿とセンスと血液型
営業の世界は基本的に能力の違いがもっとも数字に表れやすい仕事なのでありまして、短い期間でしたらビギナーズラックとか棚から牡丹餅的な一時売り上げが有るのでしょうけど1年間なりを通してみますと実力が反映しますね。
歌舞伎の世界など古典芸能の世界では世襲制というか血筋がものをいう世界がまだ残っているようですけど、営業の仕事というのは話芸に通じるところが有りまして、努力で逆転できるレベルもありますけど基本的には社会に出た時点で、素質とかセンスの個人差が大きいと思っています。
もちろん途中で化けると表現して良いような、素質を突然開眼させる場合もあるわけですけど、私の過去の経験から申し上げますと最初から営業の素質がある人は、そのまま成績優秀なセールスマン人生を送りますし、営業センスが欠けていると思われる若い人は目が出ないまま違う職種に移っていく可能性が非常に高いと感じています。
ですから景気の良いころで今の会社を辞めても新しい就職先がすぐに見つかるようなご時世でしたら、上司から見て営業のセンスがないと感じた部下を退職させるというのは、必ずしも間違った対応ではないのではないかと思います。
余談ですが私の過去にかかわってきた販売職とか営業の世界で何故か男性のO型率が高くて、他の血液型(特にA型)の営業社員の退職率が非常に高かったと記憶しているのですが、私の周りの狭い範囲での話ですので断言はできませんが、営業の仕事において血液型による向き不向きは間違いなくあると思います。
容姿と売り上げの関係
まだ航空機が新しい乗り物として世の中に出てきた時代に、空港のカウンターの横で保険を(搭乗保険)を販売していたのだそうですが、当初は中高年の女性が窓口にいたのを社長の一言で全ての人を若い美人の方に変えた所、売り上げが何倍にもなったそうです。
これは人が感情をもって行動する動物なのですから、非難する事も出来ないですし当たり前の行動だと思います。
男性は顔じゃなくて財布の中身だなんて言われる事がありますけど、やはり初対面の相手に新規顧客開拓で営業をかけるとかいう仕事で、しかも高級品を販売する営業が極端に貧相だとか、高級家具を販売している店員さんが貧乏神と間違えられるような容姿では営業成績を伸ばすことが出来ないと思うのです。
ですから素質(先天的も後天的も)と血液型と容姿は非常に密接に営業成績に関係してくると思うのです。
最近とある急成長企業の社長さんの姿を見たのですが個人的にはかなり貧相な感じを受けました。
私の推測が間違っていなければ数年で落ち込むと予想しているのです。
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