経費削減のメリット
今回のコラムは1行で終わってしまいそうですが、経費削減のメリットは売り上げが上がらなくても利益が確保できる以上!なのですが気をつけなくてはいけないデメリットについてもスペースが大量にありますので書いてみようと思います。
社員の士気の問題
勿論無駄を省いて経費を削減するのに社員の士気は一切関係が有りませんけど、当然ですけど経費削減の折から残業は一切禁止させていただきますなんて事になったらどうでしょうか?
中には入社前の募集案内において残業込みの月収を提示して多少は残業がありますけど、これくらい稼げますよなんて話をしていたとしたら、当然ですけど士気は一気に下がりますよね。
対外的なイメージや信用
経費削減の為に名刺は両面印刷をやめて位ならよしとしまして、会社案内は裏紙を使いまして商品パンフレットもわら半紙にガリ版で印刷して、照明は勿体無いので蛍光灯一個を残して全て消灯してなんてのは序の口で、お客が来社したときにはお茶一杯50円で販売・・。
なんて極端な事を行う会社はもう明日がないと思いますけど、それに近い感じで明日はあるけど半年後は会社が存在しているかどうか判らないなんて思われては、折角の経費削減も台無しになってしまいますよね?
まぁ世間やお客なんて勝手なものでたんまり儲けてそれを見せびらかすような事を行ないますと、ヤッカミやヒガミなどが出てまいりますし、逆にどうも貧乏臭いといいますかいかにも儲かっていないって風情の会社からは誰も商品を買わないのですよね?
ですから対外的に信用を落とさない内容で経費削減を考えなくてはいけませんよね?
いつの間にか経費削減が目的になってしまう。
書くまでもなく会社の目的は社会に商品やサービスを提供して利益を出して株主・従業員それに税金の形で社会に還元することが目的ですけど、経費削減が利益を出すための手段じゃなくて目的になってしまいますと本末転倒ですよね。
まぁ極端な話ですけどそんな遠いところは交通費がかかるし、売れるか売れないかわからないようなところに行くのなら経費の無駄だから行かなくて良いなんてのがどんどん拡大してしまいましたら、一体なんのために営業しているのかわからなくなってしまいますからね?
そんなわけですから経費削減のメリットは確かに非常に大きいものが有りますけど、逆に気をつけないとデメリットも幾つかありますので注意しましょうねってのが今回のコラムの内容なのです。