事業仕分けと経費削減
政権交代が成功致しましてそれを実感出来る現象の一つに事業仕分けってやつがございまして、とにかく今動いている各種事業を俎上にあげて必要性ですとか予算の妥当性を半ば強引に結論をつけてしまうのでありまして、はっきり言って自民とはなぜ今までコーユー事をやってこなかったのか怠慢と言われても仕方がないと思いますね。
でね経費削減には二種類あってひとつは小さな事の積み重ねとか創意工夫を重ねることによって、塵も積もれば山となるかの如く経費を削減する方法と、もうひとつは部門ごととか大きな塊でざっくり切り捨ててしまって経費を削減するリストラ型の方法なのでありまして、事業仕分けってのはいわばリストラ型の経費削減方法って事になりますよね。
まぁ会社ってのは多くの場合におきまして、事業を拡大して利益を増大させましょうって目的がありまして、そのために新たな企画を考えたり儲かりそうな事業があったら進出したりするのでありますが、はっきり言いまして新たに立ち上げた事業ですとか企画なんてものは失敗して赤字を出す方がよほど割合として高いのでありまして、どこかで見切りを付けなくてはいけないのは当然の事なのでありますよね。
でねここで気をつけ無くてはいけないって言いますか、よく出てくる言葉に今までこれだけのお金と労力をかけたのだからここで廃止したら今までの苦労が無駄の泡で、かけたお金をドブに捨てることになってしまうって言い方ですよね。
今までこれだけのお金をかけたのだからムダにしないために頑張ってってのは、思うにドツボにはまるというか泥沼にはまっていくきっかけのような言葉なのでありまして、過去を振り向く必要はありますが、時として過去の振り向き方を間違えますととんでもない間違いになってしまうのでありますよね。
思うに企業経営において過去にいくらのコストをかけたかどうかってのは関係なく将来利益に貢献するのか赤字を発生させるのかって事を重点的に考えなくてはいけませんし、過去に膨大な赤字を出して立ち上げようとしていたのでしたら、逆に素早く撤退する決断が必要なのではないでしょうかね?
このあたりは過去の失敗を認める事が出来るかどうかって事とか、過去のいきさつやしがらみにとらわれることが無く冷静に状況を分析して将来の予測が出来るかどうかってところが経営者としての腕の見せどころなのでしょうね。
追伸
国の事業仕分けですがはっきり言っていたん廃止を前提にぜろから全てを考えなおすくらいで構わないと思うのです。