省燃費グッズ
先の原油価格高騰によるガソリン価格の急上昇では随分と省燃費グッズが売れたり、運転方法を工夫して省燃費運転に徹するドライバーが増えたって話ですが、まあそれだったら車に乗らないほうが良いって話を書いてしまえば身も蓋も有ませんから、今回のコラムでは省燃費グッズの効果について勝手な考えを書いてみようと思います。
でねこの省燃費グッズってのが本当に色々出回って居るのですが、どうもちゃんと実感するほど燃費向上の効果が出るグッズが無いような気がするので有りまして、まあ普通に考えれば燃費を競う自動車メーカーが一切見向きもしないのは変ですし、何と言ってもそーゆー省燃費グッズの広告で唄われている数値の通りで有れば、まあ使用しないほうが損って事になるのですが、どうも私の知る限り、何だか効果を感じられないぞって事で使用をやめてしまう人も結構多いのでは無いでしょうかね?
でまあ一言で言っても省燃費グッズって言っても色々な種類か有りますが、まずケミカル類ってそのガソリンに混ぜて使うタイプと多いのがエンジンオイルに添加して使用するモリブデンだのなんだか摩擦係数を低下するとか、カーボンを除去するだのいった類の省燃費ケミカルの類ですが、個人的な意見及び計算結果から言いますと、それらの省燃費用のケミカル購入に支出した金額分だけガソリンを節約出来るコストパフォーマンスのある商品は無いと思います。
例えばエンジンオイルに添加するケミカル類が1000円で購入したと致しまして、1000円でガソリン7リットル分位で計算致しますと、まあ車両によって燃費は随分と違いますがオイル交換までに7リットル分の節約が、省燃費ケミカルでは難しいので有りますね。
他には怪しさ満点の磁気の力を使って半永久的に低燃費を実現するとか、アーシングしてどーのこーのとか、色々有るようですが、まあ効果が有るでしょうってのはイリジウムプラグ位のもので、他の商品に限って言えばそんなに効果が有ってしかも効果が半永久的に持続して、数パーセントも燃費が向上するのであれば、低燃費競争に明け暮れている自動車メーカーへ売り込みに行けば、チマチマとカーショップの陳列棚で販売しなくても、大量に買ってくれるのでは無いでしょうかね?
特に燃費の部分で日本車にカタログ上の数値で大きく離されているアメリカの自動車ビッグスリー辺りに、省燃費グッズを持って行ってこれを取り付けるだけで燃費が数パーセント良くなるってセールすれば、即答で買ってくれるのではないでしょうか?