経費削減コンサルティング

企業の経営者が経営する会社の経費削減を考えて、外部の経費削減の専門家と称するコンサルタントに依頼する場合も有ると思いますが、今回はそんな経費削減コンサルティングについて思う事を書いてみようと思います。

さて私が思うには外部のコンサルティング業者を使って経費削減を行う場合は、経営者が余程気をつけないと一時的にとか短期間で経費削減を達成しても、何処かで企業運営のバランスを崩してしまって、売上を長期的にダウンさせてしまったり弊害が出てきてしまう場合が有ると思います。

良く言われる事ですが、企業は人が集まって活動をしている一つの生命体のような物で、一カ所の具合が悪いと全体に影響を及ぼしますしバランスを崩すと、大変な事になってしまいますね?
※経費削減とは逆に、売上が上がって上げって売れて売れて仕方が無い状態の場合でも、サポートを考えていなかったり、営業部以外の部門が手薄ですとやがて企業は傾く事も多いですよね?

時は金なりと言われていまして、お金で外部の専門家の力を利用して短期間で効果を上げるって事は大切な事など思いますが、これも内部のノウハウの蓄積との兼ね合いの問題でして、場合によっては100万円の費用をかけて200万円の経費削減をするよりも、社内の人間の知恵を絞って100万の経費削減に成功したほうが、社内に経費削減のノウハウが蓄積する場合も多いのです。

もう少し書きますと、数年前から人件費削減をコンサルティングすると称する、社会保険労務士ですとかコンサルタント業の人たちが何をやったかと言いますと、判で押したように人件費を固定費から流動費に変えましょうって事で、せっせと正社員の数を減らして、パートや派遣社員に切り替えていくって事に励みまして、企業からコンサルタント料を徴収していたと思いますが、その結果はどうなのでしょうか?

確かに一部の企業では成功を収めたように感じられるかも知れませんが、1年後2年後、企業の競争力は?職場の環境は? どうなったのか実例が沢山有ると思いますので良く考えてみて下さいね?

追伸
コンサルティング業の全てがまやかしだとは言いませんが、どうもバランス感覚に欠ける場合が多いと思いますし、実務経験が不足していたり口先だけだったりってレベルの低いコンサルが余りに多いのが現状ではないでしょうか?
※コンサルティング業は元でいらずで資格も無しに誰でも簡単に開業できますし、頼んでお金を払ってからでないと実力は分からないのです。