経費削減と社員の動揺と士気の低下

普段から徹底して経費の削減に務めているる会社は別と致しまして、売り上げ不振で急に様々な経費の削減を始めた場合は下手すると社員の間に動揺が広がりまして会社の将来に不安を感じたり、士気が低下したり仕事が出来る社員は念のため?転職のことを考え始めたり致しますので社長としては徹底して経費削減をしなくてはいけないのに、色々考えてしまって大ナタが振るえない場合も有りますし、逆に社員の気持ちを予測しないで経費削減を進めてしまって社員の間に動揺が走ってしまう場合もあると思います。

この辺りは会社の財務内容が急に悪化した場合も同じで社員に実情を理解して貰って頑張って貰ったほうが良いのか、会社の経営がそれほど傾いているなんて夢にも思っていない社員に事実を告げて動揺と士気の低下がかえって業績の悪化を後押しするのか難しいところだと思います。

なにせ愛社精神旺盛な社員ばかりの集団で形成している会社であっても、やっぱり社員がいの一番に考えることは自分の生活や家族の安心ですからね?

ではどのようにするのが一番良いのかについて考えてみたいと思います。

その方法はやはり社員の人件費に手をつけない又は影響を最低限に留めるために経費の削減を推進することをわかって貰うことと、具体的な経費削減の方法についてはトップダウンで決めるのではなく社員全員からアイデアや考えを具体的に出して貰って、検討して実行することでしょうね?

もちろん社員から出てきた経費削減策については実行した時の削減額とか実績を公表することも重要だと思います。

良くありがちなのには社長が一人で経費削減の具体的な部分を考えて一方的に通達を出したり、一部の上級者員だけがこっそり?集まって経費削減の方法について計画をまとめたりって事が良く有りますが、社員にとっては一体どうなっているのかさっぱりわからない分だけ不安が募りますし、上から一方的に通達されても反発が出るだけでは無いでしょうかね?

つまり会社の売上不振で経費削減をしなくてはいけないので接待交際費と販売促進費を半分にしますっていきなり通知するのじゃなくて、せいぜい全体の経費削減の目標額を決めて社員全員に具体策を出して貰うってやり方のほうが、悪影響が少ないって事です。

私の考えは以上のような内容ですが最初に書きました通り普段から徹底して経費の削減に取り組んでいれば、慌てて悩んだり社員に意見を募る必要も無いのですよね。