経費削減の成功と失敗の具体例
企業が売上げが伸びなくて固定費を賄えないようであれば、支出を減らすか笑って会社を倒産させてしまうしか方法は無いと思いますが、まあ99%の経営者が何らかの経費削減策を考えまして支出を大幅又は少々減らしたりするのですが、そのお陰で利益が確保出来て黒字化を達成したなんて成功例もあれば、下手な経費削減を慌てて付け焼き刃で実行してしまったせいで、かえって業績を悪化させてしまって倒産の引き金を引いた事に結果としてなってしまったなんて、失敗例も全国的にあるようですね。
でねまず一番その経費削減の影響が大きく出るのはやはり人件費を削減したとか、人員削減してしまったとか社員、従業員の待遇や雇用に関する経費削減ではないでしょうかね?
成功例としては結構表に出ているようで、もう情け容赦なく人員削減を行って社員の約二割を削減した結果、翌年には業績をV字回復させて、復職を希望する退職者を呼び戻したなんて話も有りますし、反対に使えない社員を一掃して経費削減と少数精鋭によるスリムな筋肉質の企業を目指そうとしたら、使えない社員を退職に追い込む前に、出来る奴とか使える社員とか中枢の戦力が事も有ろうにライバル企業に転職してしまって、業績の悪化に拍車がかかってしまったとか、結局は倒産の引き金を引いてしまった何て事も有るのですよね。
※人員削減に着手する場合は秘密裏に充分準備を進めておいていざ公表したら一気呵成に事を進めませんと、モチベーションは下がるは対外的な信用は低下するは、散々たる結果が待ち受けているのです。
他にも経費削減の失敗事例として、外部の人間、それもお客さんにまで経費削減が露骨に伝わるようなやり方は、最後にしなくてはいけないのでありまして、とある自動車関連の企業でショールームに来たお客さんに出す、コーヒーやお茶などの接客サービスを取りやめてしまった所が有るようですが、はっきりってそーゆー所の経費削減は経営者の給料を削ってでも残しませんと、お客に不安を与えたり他社に逃げられたりしてしまうので、とても注意が必要なのですよね。
※特に高額賞品を購入する時にお客は儲っている会社から購入したほうが安心できるって心理が働きますので、お客に不安を与えるような部分の経費削減は一番後回しにするべきだと思います。
他にもありがちな失敗例として目先の現金の支出にばかり目が行ってしまって、その分社員の労働時間が長くなってしまって、残業を増やす事も出来ませんから、その分だけ営業活動に費やす時間が減ってしまうなど、時間=コストって考えを持たないで失敗する事は多いのでは無いでしょうかね?