架空売上(天ぷら)と赤黒処理

売上不振の営業マンが苦し紛れにやる行為から会社ぐるみの場合まで有る

別名:天ぷら(から揚げから転化したスラング)

今回のコラムは基本的には代理店営業じゃないと難しい話しなのですが、私の知っている又は体験した限りの内容で架空売上と赤黒処理について書いてみたいと思います。

さて今月はどうしてもあと300万円ほど売り上げが足りなくて先月も目標をショートしているからこのままでは俺の立場が危うくなってしまう・・、これはいち営業マンじゃなくて営業所長とかそーゆーレベルにいる人の呟きだと思って下さい。

でまぁあきらめの悪い営業所長は仲の良い代理店の社長に電話して300万円分の商品を在庫として注文してくれるように頼むわけですよ。

でも代理店としても売れてもいないものを在庫として持っていても場所は良いとしても、商品を受け取った以上は支払いが発生してしまいますから、それじゃ困るわけで頼み込む営業所長は来月になったら赤黒処理しますから支払いは大丈夫ですって約束するわけです。

赤黒処理とはこの在庫として引きとって貰った商品が支払日まで一個も売れかなった場合でしたら、支払期日までに300万円の赤電(返品伝票)を計上致しまして、すかさず更に同じ金額の黒伝票(売上計上)を致しまして支払いを先延ばししていくわけです。

まぁ毎月こういった処理をしながら在庫の商品が販売されて減っていくのを待っているわけですけど、今でもこんな処理をしている企業も残っているのでは無いでしょうかね?

でねこれって私が説明するまでも無く売り上げの粉飾なわけですし、この架空売上+赤黒処理によりまして営業マンが会社から目標達成の報奨金でも受け取っていましたら今度は業務上横領になってしまうって事です。

やっている本人としては売上目標達成のために一生懸命行ったことで悪気はありませんでしたって言い訳をするかもしれないのですけど、百害あって一利なしなのはお分かりですよね?

追伸

昔の体験ですけど私が人事異動で転勤致しましたら前任者がやっていた架空売上(在庫)が代理店に残っていまして、まぁ赤黒処理はしなくちゃいけないし頑張って売れても在庫が減るだけで自分の営業成績にはならないし前任者を怒鳴りつけたことが有りました。

会社員として組織で働いている以上は人事異動ですとか配置換えはつきものですから、今月の売り上げを何とかするために下手に架空売上なんて致しますとどこで発覚するか分かりませんし、そんな事は営業の仕事でも何でもないただのゴマカシですから未だにやっている人でしたらさっさと足を洗うことですね。

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