社員を信用するふりくらいはしろ

会社は大きくなって従業員が増えて参りますと中には信用できない社員ってのも紛れ込んできますし、とっても信用していた片腕のような古参社員がさっさと経営者の事を裏切ったり、使い込みなどの不祥事を起こして、逃げ出していったなんて経験が有る経営者の方にとっては、自分の部下や社員の事を信用しろって言っても無理な相談では無いでしょうかね?

ただね、部下や従業員の方も上司や経営者に自分は信用されていないなって事を感じている状態でしたら、もう給料貰えてクビにならない程度に働いておいて、決して無理な事はやらないし、全力で一生懸命仕事に取り組もうなんて事は絶対に思わないのでありまして、幾ら上から一生懸命仕事に取り組めとか、真面目に仕事に取り組めなんて怒鳴りつけましても、まあ事態が改善する訳は無いでしょうね。

まぁ本当は心から信頼できる部下だけで会社が成り立っていればそれに越した事はないのですが、個人的な感想や過去の経験から致しますと、面従腹背とでも言いましょうか中には表面上は従順な部下を装っていても、上司や経営者の目が届かないところでは全然違う人格を発揮している事何てのは、必ずあると思っていて間違いないと思っていて良いのでは無いでしょうかね?

さてそうなりますと、社員や部下は信用していないぞって事をあからさまに出していますと、部下や従業員が付いてきませんし、逆に目に見える表の部分だけでしっかり信用してしまいますと、あとで手痛いしっぺ返しを食らう可能性が少なく無いんですから、場合によっては内心は部下の事を信用していなくても表情や言動だけは一応信用しているふりをする演技力みたいなものも経営者には必要かもしれないですよね。

まぁ従業員が面従腹背で経営者は心とは裏腹に表面上だけは部下を信用しているふりをしてる状態ってのは、どう考えても余り有り難くない状態だと思いますが、そこから徐々に本当に全社員が信用しあえる状態を構築していく必要が有る企業も少なく無いのでは無いでしょうかね?

追伸
経営者が余りにも部下や社員を信用しなくなってあからさまに、カメラを設置して業務を監視してみたりGPS機能を使って全ての行動を監視するようになって、経営者の一番のお仕事が部下を監視する事になってしまったような企業は、個人的な感想では3年以内に間違いなく倒産するのでありまして、思い当たる節が有る経営者の方は考えを改めるべきじゃないかと思いますね。