ダブルワークとトリプルワーク

一億総中流社会とかトップレベルの豊かな国だとかその手の日本豊か幻想ってのは本当に幻だったようで、それなりの名の通った企業に勤めている中堅サラリーマンの中にもダブルワークと呼ばれるようになった、いわゆる副業の類を行ってなにがしかの報酬を得ないと本業の給料だけでは生活が厳しい又は成り立たないって人が増えて来ているようですね。

聞くところによりますと例えば年収700万円から 800万円でマイホームを持って子供がいて典型的な中流家庭を構築致しまして、会社で多少嫌な事があったとしても生活は安定しているし真面目に働いていれば給料も徐々に上がってくると思っていたら、一気にアメリカ発らしい不況の波があっという間に日本を飲み込んでしまいまして、最悪の場合会社が倒産なんて事も有りますが、そうでなくても残業の禁止とかボーナスの大幅ダウンなどで一気に年収が500万円以下になってしまって、急に住宅ローンだとか子供の教育にかかる費用が重くのしかかってきて、ダブルワーク(副業)に追い込まれるってパターンが出てきているようですよね。

つまりその、少し前まではダブルワークとは言わないで副業って呼ばれていまして、普通に正社員として働いている人は滅多にやらないし、将来独立を考えて居るとか、別に生活に困っているって言うよりも余暇を利用して少々お小遣いを増やすって感じだったと思いますが、ダブルワークって呼ばれるようになってから少々悲壮感が漂うようになった気が致しますね。

更に非正規社員の方ですとかフリーターと呼ばれる方の中には更に上をいくトリプルワークなる労働形態まで出ているのだそうで、新聞配達とかコンビニのアルバイトだとかガソリンスタンドでのバイトなどを掛け持ちしないと生活費が足りないって人も出てきてしまっているようですよね。

そう考えるとダブルワークしたりトリプルワークする人が増えて来ると失業率は更に上昇してしまいますし、企業への帰属意識も薄れてしまってろくな方向に進まなくなってしまうのでは無いでしょうかね?

追伸
しっかし中流家庭の源泉である収入が実は残業代が発生しないと成り立たなかったなんてのは、どうも背伸びしたままの状態で経済成長してきたのか、労働分配率が低かったのかよく分かりませんけど、経済も技術も発展途中の一休みが今回の不況なのか、もしくは昔のような豊かさを多くの日本人が感じる事はもう二度と無いのか、その答えは何れ出てくるかと思いますが、どうもくらい予想をしてしまうので有ります。