空売りの問題点

今回のコラムでは株取引における空売りの問題点について書いて見ようと思いますが、あくまでも個人的な意見ですので間違いなどが有った場合はご容赦頂きたいと思います。

空売りとは値下がりが見込める、しかも自分では持ってもいない株券を人から借りてきて売り払ってしまいまして、その後値段が下がった株券を買い戻して借りた人に返すって仕組みなのですが、実際に株価が下がるかどうかは別に致しまして、空売りを仕掛ける事によって株価を押し下げるって行為はいかがなものかと思いますし、私が想像するには証券取引における空売りって手法は、証券取引所が取引量を増やして、手数料収入を増やす手間に編み出したのではないかって思うのですよね?

だってね、何処かの企業の株券を購入致しまして、購入価格よりも安い金額では絶対に売却しなければ株価は上昇するしか無い訳ですし、企業の倒産や極端な業績不振に落ちる事態以外は兎に角、購入価格よりも高い金額でしか手持ちの株券を手放さないように致しましたら誰も損などしないのですが、そーしますと株価が下がらないと言っても配当や利回りの兼ね合いから株価の上限は出てきますし、株式売買を繰り返して余計な売買手数料を証券会社に支払うよりも、購入した株券を長期間にわたって保有する動きが出てくるのでありますが、そーしますと証券会社や証券取引所としては、取引量が増えませんから儲らないって事になってしまいますよね?

再度書きますが私の想像の世界では、空売りってのは証券取引所もしくは証券会社が考え出した取引量を増大させて、手数料収入を稼ぐ為に頭の良い人が考えた仕組みで、決して投資家や株式を公開している企業の為に出てきた取引では無いと思うのですよね?

現在では空売りに対して多少の規制がかかったりはしているようですが、そもそも空売りの社会に与えるメリットとか存在意義、存在価値ってのが何処を探し回っても見つからないので有りまして、存在意義もなく単にパソコンの画面の前に座って株取引で生計を立てるような輩の儲けの手段であったり、証券会社や証券取引所の扱い高を膨らませるだけの売買手段であれば、さっさと全面禁止にしてしまえば良いと思いますけどね。

追伸
何でもかんでも証券化して販売してしまうってのもそうですが、生産性が一切認められない商取引で大金を稼ぐ人々が富裕層の一角を形成していまして、それはそれで悔しい事なのですが、だからと言ってどーする事も出来ないのですよね?