中食人気と外食フランチャイズ

中食と書いて(なかしょく)と読むのだそうで昔か業界用語として存在していた言葉なのか最近になって創作された造語なのか知りませんけど、なんでも不景気になりまして外食を控えて食事を家の中でするって事で中食なのだそうで、これは家でご飯を炊いて作る食事からデパートの地下の(通称デパ地下)食品売り場でお惣菜を買ってきて自宅の部屋で食べるのも含まれているそうですね。

たぶん私を含めて上の年代の人は中食って言葉に違和感を覚えるのではないかと思うのですが、そもそも食事をするのは家で作るとか弁当を持参するとか学校でしたら給食などが基本なのでありまして、外食するってのはもう特別なことだったりイベントに近い響きを感じ取っている人も少なくないのではないでしょうか?

確か外食するのがごく当たり前で、一般庶民でも気軽に出来るようになったのはスカイラークなどのファミリーレストランやマクドナルドなどのファーストフードが頑張ったおかげなのだと思いますが、どうもここに来ての不景気で外食産業は中食人気ですとかデパ地下ですとかスーパーマーケットのお惣菜コーナーの人気で苦戦しているようですよね。

外食産業のフランチャイズも中食人気やスーパーやデパ地下にお客を奪われるのを指をくわえて見ていては破綻してしまいますので、500円のワンコインランチを提供してみたり値頃感の有るメニューの開発に余念が無いところが多いようですし、最近のファミリーレストランはドリンクバーやセルフサービスが随分と増えてまいりましてこれによって人件費を節約しているのだなって感じるので有りますね。

で外食産業ってのはフランチャイズ形態で展開しているところが多くて独立開業を考える際に外食関連のフランチャイズを視野に入れている人は少なくないと思いますが、どうも状況を考えますと中食人気も有りますし消費者の財布の紐も渋くなっていますので、物珍しさが売り物の外食では一時的に良くても長続きしないような気が致しますし、付加価値とか安定感安心感がなくてただ価格競争で薄利多売で勝負するようなところは苦戦するのではないでしょうかね?

そう言えば数年前にコロちゃんのコロッケ屋ってコロッケを主力商品としたフランチャイズチェーンが破綻した例が有りましたけど、これってもう少し頑張って営業継続しえいたら中食人気でもって業績が回復したかもしれないですよね。

ただまぁ個人的には外食には特別に近い感情を持っていますので低価格路線ってのは一時的なことじゃないかなって思っているのです。