オール電化と日照権

オール電化住宅とは太陽光発電を中心にガスを使わないで家の中の全てのエネルギー供給を電気力エネルギーで行う住宅の事ですが、今回のコラムではそ えに絡めまして日照権の事について思うところを書いてみると致します。

一時期の補助金は廃止されたり縮小されて随分と国による後押しは縮小されてしまいましたが、新築の時から太陽光発電装置を設置した住宅 の供給ですとか普及率は徐々に高まっていますが、そう致しますと今後はきっと日照権がクローズアップされるのでは無いでしょうかね?

一応いままでも高層マンションの建築計画が地元住民との紛争の種になっていたわけですが、今まででしたら景観が悪くなるとか日当たりが 悪くなって洗濯物の乾きが良くない程度の主張で経済的な損失の根拠が曖昧だったのですが、太陽光発電を使ったオール電化住宅にもなりますと日光が遮られる ことによる電気供給量の減少がはっきりと出てきてしまいますからね?

なにせ太陽光が当たらなくなりましたら、殆ど発電出来ませんから無用の長物になってしまいますしたぶん中古住宅として売却する際にも価 格面で随分と影響が出てきてしまうのではないでしょうか?

まぁ日本には建築物に関しては地域ごとに建ぺい率や容積率や高さ制限が設定されていますので、法律や規制の範囲内であればいくら近隣住 宅の太陽光を遮ろうとも基本的には建築許可が降りてしまうのですが、どうも情勢は少子化傾向で人口減社会ですし、空き家率も増加していますから太陽光の有 効活用方面から考えた規制の改正が必要になってくるかもしれませんね?

例えば高さ制限に関しては住宅地域では現行より厳しく致しまして、二階建てだったら各住宅が高さ制限一杯になってれば全ての住宅が均等 に太陽光発電の恩恵を受けられるようにとかね?

たぶん今後はパネルの能力が飛躍的に向上致しまして各家庭で消費電力を賄うように出来るようになると思いますが、日当たりが良くて余剰 電力を売電する家庭が有ると思えば逆に取り付けても赤字になってしまう家庭が出てきてしまうなど、何気に思っていた日当たりが結構な経済的な格差を産んで くるのでは無いでしょうかね?

追伸
今は家庭向けが中心ですが工場の屋根で発電するメーカーも出てきていますし高層マンションなどでも屋上で発電して、各家庭に分配するような仕組みも出てく ると思いますし、お日様の光は無料で無限に供給されると思っていたものが、一つの財産になってくるような気が致します。