倒産回避と北朝鮮に学ぶブラフ手法

このコラムを書いている時点では北朝鮮の将軍様が人工衛星を打ち上げるとか、日本が迎撃するとか、そーゆー事をしたら承知しないよって将軍様が声明を発表したりと緊迫の度合いが徐々に高まっている状態ですが、金はない資源もない技術力もない国がいわば他国への恫喝とブラフと外交戦略だけで国家を維持している能力はある意味、ずば抜けているのでありまして百戦錬磨の老獪経営者が赤字経営の状態ながら、経営を継続させている場合と似ている点が有るのでは無いでしょうかね?

つまり企業が社会的な役目を終えた場合ですとか、経営者が経費を私的に流用するなどの放漫経営の場合ですとか、営業力が不足していて売上不振が原因だったりと倒産にいたる原因は様々ですが、仮に倒産しても誰にも迷惑をかけないとか、少々損をしてもさっさと市場から退場して貰ったほうが手間がかからないって状態ですと、債権者とか金融機関は倒産回避の手助けも致しませんし、周りも潮が引くように逃げていって、あっさり倒産してしまったり致しますが、逆にもし仮に倒産した場合に周りに多大なる迷惑がかかってしまうような場合ですとか、倒産させて貰えないとか、何となく回りもしぶしぶながら協力して倒産回避が出来てしまうってまあ実際は問題の先送りの場合が多いのですが、そーゆー感じでは無いでしょうかね?

もう少し噛み砕いて書きますと、とある企業Aに原材料を納めている企業Bが有りまして、どうも企業Aの業績が芳しくなくて原材料を納めている企業Bは納入した商品の売掛債権の回収が何ヶ月も滞納してしまっていた場合で考えて見ましょうか?

この場合ですと企業Aが倒産しない限り、企業Bは帳簿上は黒字になっていますし、もし強引に売掛債権の回収に走って、企業Aが倒産してしまいますと帳簿上も赤字に転落しますし、何と言っても信用不安と言いますか、企業Aに多くの原材料を納めている事が知れ渡っていた場合ですと、多額の回収不能債権を出してしまって、もしかしたら企業Bも連鎖倒産するのではないかって感じで、良くない噂が流れてしまいますので、企業Aを倒産まで追い込んでしまうような債権の回収に躊躇してしまうのでは無いでしょうかね?

まあ他にも、売掛金を支払わないで滞納しているくせに強引な回収(集金)行為に対して文句を言ったり騒ぎ立てたり、開き直ったりと倒産を目の前にした修羅場においても北の将軍様ばりの交渉テクニックで乗り切ってしまう経営者は結構多いので有りまして、こーゆー人達は国で雇い入れて外交官にでも仕立て上げれば良いのでは無いでしょうかね。