逆ギレ商法
報道でマンション販売現場におきまして逆ギレ商法なるやり方への苦情が急増しているそうなのですが、私自身数年前に家庭教師派遣の電話営業で逆ギレ商法に遭遇した事がありますので、今回のコラムではそんな事について書いて見ようと思います。
まあ私が想像するに逆ギレ商法って言っても最初から気の弱そうな相手を見つけて演技して逆上するって事はまず無くて、販売不振が続いてきて上司から叱責を受けたとか売上げ目標への重圧に心が荒んでしまって、何時のまにか怒りとか鬱積したものをお客にぶつけてしまうようになったのでは無いでしょうかね?
つまり商法ってネーミングがされていますが、ちゃんと逆ギレ商法の研修やマニュアルがあって、訓練された電話セールスマンが逆ギレ商法を展開しているって訳では無くて、心が荒んで何時の間にかそーゆー風になってしまった営業マンが増えているって事だと思います。
お客としては都合も関係なく電話をかけてきて、興味がないのでって事でさっさと電話を切ろうとしても電話を切らせてくれなかったり、一方的に電話を切りますと何故か逆ギレして、しつこく電話してきたり脅してきたりと、もうあんな事をやっていて売れる訳はないのですが、電話セールスをかけて逆ギレする人はもう本来の目的をすっかり忘れてしまっているのでしょうね。
でね、報道で流れたのはマンション販売の逆ギレ商法ですがその他にも聞いているところでは、家庭教師とか電話回線の営業ですとか、住宅リフォームなどが逆ギレとまでいかなくてもしつこい電話セールスや高圧的な営業電話の話が多いと思いますが、そーゆー業界はおしなべて業界のイメージが悪くて更に営業に苦労する悪循環になってしまっているのでは無いでしょうかね?
でまあ電話セールスの世界では社員の定着率が極端に低い場合も少なく無く、成績が上がらなくて何時の間にか電話口で逆ギレするようになってしまって、結局は成績が上がらなくて退職していくってパターンも少なく無いと思いますし、そーゆー職場になったら人員の確保も大変でしょうから、中々良い人材が集まらないのかもしれないですよね。
そうなると益々逆ギレ商法が増えてしまうような気がするので有りまして、未来は暗いのでありますね。
追伸
妙な電話セールスが多いのも理由かもしれませんが、固定電話を自宅に引かない人がとても増えてきているとの事で、固定電話を引いても電話帳に自宅の電話番号を掲載しない人が増えているんだそうですね。