事業拡大=負債の増大

経営者にも色々なタイプの人がいらっしゃいまして、どんなタイプの経営者が成功するとは一概には言えないのですが、中には取り憑かれたように事業の拡大にひた走る経営者の方もいらっしゃるようでして、たぶん攻めることは好きで才能が有ると自分で思っているのだと思いて、逆に安定して守りに入ったら負けだとでも考えているのでしょうかね?

もちろん会社の目的として安定して利益を増大させるってのもありますし、規模が大きいほど対外的な信用が増加したりスケールメリットを生かせたり営業上有利に働く場合は少なくありませんから、ひたすら事業の拡大に突っ走るってのは悪いことではないのですけどね。

でね、企業が倒産する事例ってのはそれこそ山のように有るわけですけど負債に耐えられなくなって営業停止ってのが多くて、その中で結構な割合で積極的に事業を拡大してその際に金融機関から資金を調達つまり借金をしてしまっていて、予定通り売上が伸びなかったとか市場の悪化で業績が悪化したなんてことになる事例が多いような気がします。

まぁ超零細企業の経営者の私が言うのもなんですけど、経営者の一番の行動指針は会社を倒産させないことでありまして、倒産させると従業員とその家族に始まりまして、取引先や金融機関までただなる迷惑をかけてしまうわけですから、安易な事業拡大ってのは安易な負債(借金)の増大って事では無いでしょうかね?

つまりその金を借りて事業を拡大するって事は当然の事ながら借りた金の金利以上に事業で増やして返済しませんと、やがて資金が回らなくなってしまうって事だと思うのですけどね。

まぁ私自身も創業当時に借り入れた事業資金の返済に四苦八苦しながら創業十周年を迎えて未だにヨタヨタ営業を継続中なわけですけど、なんと言いますか資金繰りが厳しい時に運転資金が足りないから金を貸してくれって銀行に話をしてもなかなか融資は受けられませんけど、見栄えのする事業計画書でも作成いたしまして、銀行の融資担当者と交渉する方が融資が引き出しやすいのは事実だと思いますし、事業の拡大をしている企業の中には単に壮大な自転車操業の最中で、絶えず事業を拡張拡大して金融機関から融資を引き出しませんと、会社が回らなくなってしまうなんて企業もあるみたいですからね。

そんなわけで私自身急速に事業拡大中の企業ってのは中には経営的に危ない綱渡りをしている場合も有るのではないかと思っているのですが、派手な宣伝などで実態はわからなかったりするのですよね。