金儲け主義

金儲けにも良い金儲けと悪い金儲けが有るのではないかと思っているのですが、どうもそのあたりを線引きしないで考えてしまう場合もあるような気が致しますので、今回のコラムではそんな事について思い浮かんだことを書いてみようと思います。

まずその悪い金儲けっていいますと、法に触れる行為は当然の事ながら法律に違反してはいないとは言いながら、道徳ってのがあるわけですから他人に後ろ指さされるような行為を持って利益の確保に走る行為を行っての金儲けはやってはいけない事になりますよね。

もちろん、悪くない金儲けを行いましても最後に納税義務を果たして完結になるのですから最後のフィニッシュで伝票操作を行ったり、架空の仕入れを計上したり致しまして脱税行為を行いましたらせっかく良い金儲けをしたのに台無しになってしまいますよね。

逆に良い金儲けって言いますと、画期的な新商品を世に送り出して世の中に受け入れられて大ヒットするとか、人に喜ばれる商売をしてお金が入ってくるとか、別にそんなものでなくてもごく普通に生業とする商売や仕事に励んで、家族を養い納税義務を果たすってのもとても立派な金儲けですよね。

では例えば1万円で仕入れた商品を200万円で販売した場合はどう考えれば良いのでしょうかね?

仮に中国でもどこでも作っていて日本ではまだ知られていない商材を見つけてきまして、仕入れやその他の原価をひっくるめても1万円程度の商品に200万円の値段をつけて販売して購入者から特に何もクレームも不満も発生していない場合ですと判断が難しいのではないでしょうか?

人によっては原価の200倍で販売して不当な利益を上げていると憤るでしょうし、またある人は商売ってのはできるだけ安く仕入れて高く売るのが基本なのだから商売人として当然の行為を行ったまでで良い金儲けだって思うのではないでしょうか?

個人的には安く仕入れて高く売るって行為は商売の基本ですし、それによってしっかり納税して頂きまして日本経済に貢献してもらうのが一番だと思いますが、けっこうそのうまく商売をしていますとヤッカミみたいなものが出てきてしまうのですよね。

そんなわけで金を儲けるってのはとっても大変ですし、とても微妙なグレーのゾーンが存在するのですよね。

追伸

しかし不景気を理由にしてはいけないのですが、ほんとにもう売上確保に全力で取り組みませんと損益分岐を直ぐに割り込んでしまいますので、毎日が勝負なのです。