労働集約型産業の儲け方

かくいう私が経営する零細企業も労働集約型産業そのものなので有りますが、労働集約型とは文字通り人の労働力を寄せ集めて?利益を追求して行く産業のあり方で、受託開発のソフトウエア産業ですとか、人が何らかのサービスを伴って料金を請求するサービス業ですとか、ドライバーがいないとどうにもならない運送業なんかも含めれるようですね?

さて先に厳しい話を書きますが経営者の立場で書いてしまいますと、労働集約型産業の儲け方はコストを下げるすなわち人件費を節約する事になってしまいますよね?

基本的に労働集約型産業は仕入原価は非常に低いのですが、人件費の占める割合が非常に高くてこれを削減するか、販売価格(付加価値を高める)をアップするか、作業効率のアップを行うかの三種類が一番手っ取り早い儲け方なんですよね?

ですから違った視点から考えてみますと、労働集約型そのものの会社が多額の利益を計上した場合には、もし何らかの方法で付加価値を高めることに成功したり、従業員の作業も従来通りだったとしたら、それは人件費を削減して利益を積み上げた可能性が非常に高いと思います。

ただこの人件費を削減して儲けるには気を付けませんと非常に危険が伴なうのでありまして、まず単純に今いる従業員の賃金をカット致しますと当然ですがモチベーションややる気がダウンしますし、人件費の高い正社員に代わってパート従業員で対応しようと致しましてもなかなか上手くいかない事も多いと思います。

ただ私の知る範囲での話ですが、労働集約型産業を営む社長の中には安易にこの方法に走ってしまう人が少なくなくて、賃金カットの代わりに大幅に成果給を取り入れまして、売り上げが少々落ちても従業員は薄給でも会社だけは利益が確保出来るように改訂してしまったりする社長もいます。

まぁ社長の役目としては会社の利益を出して存続させることが第一目標ですから、良いかどうかの判断はしかねますけどね?

さて人件費を下げないでの方法が、先ずは付加価値を高めて販売価格を上昇させて利益の上積みを狙う方法です。

私としては労働集約型産業の儲け方としてはこれが一番の王道だと思うのですけど、今このコラムを書いている現在では何だかデフレがいつの間にか進行して、販売価格を下げることがお客に訴えることが出来る付加価値だなんて考えが少々出ているようでありまして、これではたぶん永久に労働集約型産業は儲からないでしょうね?

最後の一つは労働の質を上げると言いますか、同じ作業を10%短い作業時間でこなすことが出来るようになるとか、作業手順の見直しを図るとかのカイゼンみたいな感じだと思います。

こちらに関してはよく考えませんと実際には労働者の負担を増大させただけで、その割に効果が出ないなんてこともよく有りますからね?