ターボ過給器付きの車

今回のコラムではターボチャージャー付きの車について思うところを書くつもりですが、どうもターボ車っては小排気量でも場面に応じて通常よりも高い出力を得られる仕組みで、日本のように排気量によって諸経費が変わってくるような仕組みになっている場合には、結構有効だったりすると思うのですが、どうもターボ車は登場した当初の世間に与えたイメージが未だに残って居て、そのお陰であまりターボ車が普及しないような気も致します。

まあターボ車が出た当時は景気が良かったって事も有るのでしょうが、どうも圧倒的な加速力とかスポーツ性能を謳って販売していましたし、当時はターボチャージャー付きの車は、エンジンが高回転になるので、オイル交換を通常よりも頻繁に行わなければいけないし、エンジンを停止するのもターボチャージャー付きの車の場合は、いきなり停止しないで暫くの間アイドリングしてからエンジンを停止させないとエンジンを傷めたり最悪の場合、焼き付くなどと言われて居ましたが、未だにこのイメージを持っている人も少なく無いのでは無いでしょうかね?

バブル景気が継続していればターボ車やスポーツカーも売れていたと思いますが、今や時代はすっかり変わりまして、低燃費やエコロジーを求める時代ですし、維持費に関しても安い軽自動車が売れているので有りますが、本来と言いますかターボチャージャーの役割として、低排気量のエンジンで普通よりも高い出力を出そうとするのですから、考え方によってはもっとターボチャージャー付きの車が普及しても良さそうな気も致しますが、何せ世の中に出てきた時のイメージが足を引っ張ってしまっているような気が致しますね。

何と言いますか、車でも人間でも最初のイメージは結構大切で、後になってからそれを覆すのは結構大変だって事なのでしょうね。

つまり今にして思えばターボチャージャーが世の中に出てきた時のプロモーション方法が若者だけをターゲットにして、スポーツ性能とかカタログ上の高出力とか加速力だけを売り物にしてしまったので、現在は中々受け入れられないのでは無いでしょうかね?

追伸
今になって思えば、ターボチャージャーが出た後の、カタログ上の高出力競争は何だったのかって思うので有りまして、その後スーパーチャージャーだとかラムエアだとか、目新しいのが出てきたり大衆車のサニーにまでターボ搭載車が出てきたり、今にして思えばよく消費者がついてきたと思いますね。