痛車(いたしゃ)と著作権
昔から車が趣味の若者は多くて、車の外装にステッカーなどを貼る行為ってのは一般的に有ったのではありますが、車のボディに大きく萌え系キャラのステッカーを貼り付けて街を走り回る精神構造は、私には理解できないので有りますが、マスコミでも取り上げられ始めていますので、もしかしたら痛車を乗り回す若者が増える可能性も有りますし、ブームになって定着してしまいますとその手の痛車中古車市場まで出来てしまうかもしれないですよね。
しかしまぁ自分で購入した自動車にどんなステッカーを貼ろうと、エアブラシでペイントしてしまおうと、それは個人の所有物で自由と言えば自由ですし、痛車ってのは非常によく目立ちますので交通違反したりするともう目立ちすぎるので、とんでもない乱暴な運転などはしにくいと思いますので、人に迷惑をかけなければ良いと言えな良いと言えるでしょうけど、これが儲る市場って事で様々な業者が参入してくる予兆がありますが、そーなりますと著作権の問題が出てくるのでは無いでしょうかね?
つまりその、ちゃんと著作権を持っている所有者に使用許諾を貰って使用料を支払っている場合は全く問題ない訳ですが、業者が顧客から料金を貰ってエアブラシでペイントを行うとか、オーダーメイドでステッカーを作成する場合も、無断使用しちゃいますと本来は著作権法違反になるのですが、どうもその辺りは曖昧なまま痛車に乗る方が増えているような気がするのですが、実態はどうなのでしょうかね?
でね、個人的な意見としておたくとか萌え系キャラってのも、特段毛嫌いして排除する類のものでは無いと思いますし、たぶんその手のタッチとか雰囲気を醸し出す萌え系のキャラってのは日本固有の物で有って、海外にも受け入れられる(輸出)要素は十分にあるのでは無いかと思いますが、その発祥の地であるお膝元日本で、著作者の権利が守られていなくてファンを名乗る人が率先して著作権を侵害しているようでは、文化として育っていかねいような気がしてしまうのですよね。
追伸
工業製品とかIT技術とか、文学書の類に関しては特許庁とか文化庁とか法律で著作者や発明者の権利保護が整備されてますし、国家も取り締まりをしっかりやっていると思いますけど、おたく系とか萌え系、アニメキャラなどの著作権に関しては、何だか著作者の保護が充分にされていなくてルーズな状態のまま、業界が大きくなっているような気がするので有りますね。