自転車の共同利用

聞くところによりますと、横浜市のNPOかなにかが地球環境に優しい自転車活用を後押しする目的で自転車の共同利用を始めたそうで、その昔に商われていた貸し自転車が現代に蘇ったって感じなのでしょうか、ちょっと面白いなって思ったので本日のコラムに書いてみようと思います。

まずその私の思っている事で自転車ってのは昭和の最後まではとっても利用が増えましたけど、駅前などの繁華街において駐輪場の整備が全く追いついていなかったので、放置自転車が社会問題にまでなってしまいまして、本来は駐輪場の整備に力を注げば良かったんでしょうけど、駐輪場の整備をおざなりにしたまま放置自転車の撤去などに力を入れてしまったお陰で、自転車を利用する人が頭打ちになってしまったような気が致します。

思うに自転車の利用形態として想定される一番が自宅からどこかに移動する手段で、次に考えられるのが電車やバスなどで移動したあとにターミナルから目的地まで使いたいって感じになるのではないかと思いますが、今回の自転車の共同利用ってのは二番目の需要を狙ってて部分も大きいのでしょうかね?

しかしまぁ国が自動車メーカーに気を使っているからなのかわかりませんけど、エコカー減税などの予算をつぎ込んで特定企業の利益確保に貢献するよりも、自転車走行用の道路整備ですとか駐輪場の確保に予算を振り分けた方が良いのではないかと思いますね。

自動車の台数を増やしても渋滞が起きて経済的な損失が出やすくなりますし、排ガスで国民の健康に悪影響を及ぼしますし、歩かないで自動車で移動するのは健康には少なくともプラスにはなりませんしね。

逆に自動車の利用が減って自転車利用が伸びれば、CO2削減になりますし渋滞は減少しますし、自動車を使わないで自転車を使えば多少なりとも運動不足が解消される人が出てきて、国の医療費負担も減少するって良いことばかりのような気が致します。

で話を自転車の共同利用に戻しますと、こーゆー地球環境にもやさしい取り組みは都市部で受け入れられる可能性は高いと思いますし、これからの地球環境を考えると自動車なんてものは半分程度に台数を減らしてしまって、人力で動く自転車の普及に取り組む必要があると思いますからね?

そんなわけで、タクシー業界の方には申し訳ありませんがタクシーを利用するのと同じような感覚で駅前の貸し自転車を利用するって感じになってきても良いのではないかなって思ってます。