防犯コスト
その昔に東洋の外れに、安全と水と空気は無料であることが原則の美しい国があったそうですが、最近の日本を見てみますと空気に関しては一応無料ですが、家庭用の空気清浄機の普及率はどんどん高くなっておりますし、水のほうも多くの方が水道水を飲まないでペットボトルに入った水を飲んでますし、安全が無料で保障されているとはとても言えない状況が今の日本ではないでしょうかね?
なにせ玄関の鍵でも自転車の鍵でも自動車のドアの鍵でもかけ忘れていると、しっかり泥棒や空き巣狙い獲物になる確率が年々高まったいますし、俗に社会的な地位がある人ってのは防犯にコストをかけるのが普通とまでは言いませんが徐々に定着してきているような気がするので有りまして、コストをかけた人だけが安全な生活を手にすることが出来るって国にはなって欲しく無いのですが、どうも現実は良くない方向に進んでいるような気が致しますね。
でまぁ個人的には私を含めた一般の家庭が防犯にコストをかけるとしたら、まずは一時的な支出と言いますか空き巣や泥棒の侵入経路と思われるドアや窓を丈夫で安全な物に取り替えるとか、防犯カメラを設置するとかのランニングコストがかからない方面の防犯対策を徹底する方向が良いような気が致しますね。
更に経済的に余裕が有ればホームセキュリティの契約を行うって事になると思いますが、これは警備会社の拠点の関係で都会から離れていると通報してから駆けつけてくれるまで結構時間がかかってしまうような気が致しますけどね。
それでね、実際に防犯活動ってのは個人個人が勝手にやるよりも地域全体で行うほうが効果的ですから本当は地域全体で上手に考えれば低コストで地域の安全を金で買えるような気もするのですけどね。
例えば○○町1丁目全体で100世帯の住宅があると致しまして、まぁ最初に全ての世帯の同意を取るってのがとても難しいのですけど、もしかりに全世帯の同意が奇跡的に取れて一ヶ月各世帯が千円を防犯活動に支出してくれると致しますと一ヶ月に10万円が集まるわけです。
この10万円ってのは警備会社に警備を頼んで警備員を派遣して貰うには全然不足していますが、町内で定年退職したお父さん2人に月に5万円づつ謝礼をお支払いして、それなりの格好をして交代で一日に何度か町内をぶらぶら巡回してもらって不審者を発見したら警察に通報して貰うって形は出来るのでは無いかなって思いますね。
ただまぁ世帯全員の合意を取り付ける所で頓挫してしまうのが現実でしょうけどね。