消費税総額表示と納品書・請求書の問題
4月よりの消費税総額表示が義務化され販売価格の提示には消費税を含んだ総額での表示が必要になり、わが社も価格表などを取り急ぎ総額表示に変更したわけですが、4月に入りまして納品書や請求書の書式を変更しなければ、今までの納品書や請求書では使いにくくて仕方が無い問題に直面することになりました。
少し具体的に書きますと、今回価格表を改定するにあたりクライアント先での計算をやりやすくするために端数は切り上げるか切り捨てるかで千円単位に統一した税込価格にしたわけです、ですから税引きの本体価格は10円単位の細かい数字になってしまっています。
5年間の長期に渡り使ってきたエクセルベースのシェアウェアの見積もり・請求書作成ソフトは、税引きの本体価格を入力して、小計に消費税をかけて合計する一般的な計算のしかたのソフトですから、今度の総額表示ではいちいち税引き価格を入れるのが面倒で仕方がないのです。
このままの状態では効率が悪くて仕方が無いので先ずはベクターに行って探してみることにしました。
ところが、新価格表示に対応した見積書、納品書、請求書ソフトは見当たらないのです、税込価格で明細を打ち込んで行けば、合計されてそこから内消費税分の計算と表示が出てくる仕様が良いのですが、現時点ではまだ見つけることが出来ませんでしたね。
仕方が無いので、今からパソコンショップにいって良いのがあるか見てきまして、無ければエクセルかアクセスで自分で作りましょうかね。
今回の販売価格の総額表示義務化ですが価格表だけを修正すれば良いと思ったのですが、スペース的に税引き本体価格を併記するにはスペース的に厳しかったのと、計算が暗算でできないのも困るので、税込価格を千円単位に統一したおかげで、思いもしない納品書。請求書作成ソフトとを変更することになるとは思いませんでしたね。
追伸
景気の低迷とともに消費税の増税の動きが出てきていまして、どうやら近い将来に消費税は10%を超えてしまうようですね。
納品書や請求書のソフトはその辺りはすっかり織り込み済みでありまして10%でも20%でも簡単に消費税アップに対応してしまうようですが、肝心のお金を払う消費者は消費税アップに簡単に対応できないのですよね。