代理店開拓

自分の会社の商品を取り扱ってくれる代理店が沢山出来てくれればコツコツ自分たちで営業展開してくれなくても多くの売り上げを見込むことが出来ますし、新規顧客開拓に悩まなくても済みますので多くのメーカーでは代理店の新規獲得に頑張るわけですけど、粗う簡単に新規代理店が開拓出来るのでしたら誰も苦労などしないのですよね?

私も一応はメーカーの営業マンの経験が有りますから新規に代理店の開拓経験が有りますのでその時の流れをまず書いてみようと思います。

まず電話帳(タウンページ)から取り扱う可能性の有る業種を洗い出しまして、ダイレクトメールの作成と発送を行います。

ダイレクトメールの封筒は封を開けなくても良いように透明なものを使用しまして簡単な会社案内と自社製品のパンフレットと取り扱いの代理店になって頂けないかのお願いの手紙を同封して送付致します。

ダイレクトメールを投函してから概ね相手先に届いた翌日か翌々日くらいを見計らって電話をかけます。

電話ですぐに取り扱ってもらえるように頼むのは無理ですから、とにかくどこかで1時間程度の時間を割いてもらえる日時を聞き出しまして訪問して説明するって流れでしたが、まぁそれだけで簡単に代理店になってくれた所は少なかったですね。

でどうするのかって言いますとターゲットに決めた地域を飛び込み営業して少々安売りでも何でも販売に傾注致しまして購入してくれるお客を探し出すわけです。

でまぁど推測通り販売に成功したエンドユーザーから出入の業者の名前を聞き出しまして、販売にあたっては現在取引の有る業者を通して販売することを提案するわけです。

エンドユーザーとしても普段から取引の有る出入の業者が間に入った方が安心な面も出てきますから、結構な確率で承諾してくれるのでありまして、最終的には新規の代理店候補と口座をひらくことに成功するわけです。

勿論口座が開けただけでもその後に販売に力を入れてくれないと何にもなりませんから、販促資料を届けるとかダイレクトメールを代理店の名前で送付させてもらうとか、営業同行したりと様々な方法で売ってくれる販売代理店に育っていって貰うわけです。

代理店営業ってのは軌道にのってうまく回転を始めますと多くの売り上げが見込めて、ある意味では楽して売れるって状態になるわけですけど、その状態を獲得するまでは直接販売よりも多くの手間と苦労と時間が必要になるのではないでしょうか?

ついでに書いておきますと時には接待交際費を使って接待営業なんてのもたまにはやりましたけどね?