部下のモチベーション維持向上
業績・売り上げが好調でまさに右肩上がりの成長まっただ中って時は別に上司(管理職)ってのは楽なもので、頑張れば給料も上がるし、会社が大きくなっていくから頑張っていれば自分も出世するって事で、あるいみ部下たちは勝手にモチベーションを自ら高めて仕事に励んでくれちゃったりする場合が多いわけですよね。
で問題なのは売り上げ下降中でどうもこのままだと人員整理だとかリストラ、下手すると倒産の危機まで視野に入れる必要があるって状態のときは部下のモチベーションは放っておくとどんどん下がりますから、そこは上司の腕の見せ所と言いますか、部下のモチベーションを向上するまでは行かなくても少なくてもモチベーション維持に努める必要があるんですよね。
良くあるパターンとしては売り上げの低迷→社員の待遇が低下→社員のモチベーション低下→最初に戻って売り上げの低下って流れでこの流れを断ち切らないと本当に倒産しちゃいますからね。
ここで書いていて疑問と言うか、業績悪化によって社員のモチベーションが低下ていた状態から、モチベーションが向上した時の事を考えて、社員のモチベーションが向上して業績が向上したのか、もしくは業績が向上したから社員が頑張り出したのか、ニワトリが先か卵が先かなんて話になってしまいますけど、実際には両方のパターンが有るのでしょうね。
前者の場合ですと急にライバル企業が倒産したとか、良く分からないけど急にブームがきちゃったとか、そんな場合でしたら別に上司は何もしなくても(失礼)良いわけですよね。
で問題なのは上司が何とかして部下のモチベーションを向上させて業績を回復させなくてはいけない場合で、簡単に部下のモチベーションを維持向上させる方法があったら苦労しないんですよね。
実は私も過去に少しだけ経験がありますけど、会社が傾いてくると仕事ができる社員ほどそんなのには敏感で、表情には一切出さないでこっそりと転職の準備を秘密裏に進めていたりして、いつの間にか出来る社員から順次退職し始めるなんて事態にまで悪化してきたら、もうそう簡単にリカバリー出来ない状態ですから、その前に手を打つ必要があると思います。
さてここでですね、モチベーションを低下させないために悪化した業績を部下には隠すか全てをオープンにするのかどっちが良いのかってところです。
まぁよほど鈍感な人間じゃ無い限りいくら隠しても察知しちゃいますから、多少はぼかしたとしても情報を伝えるべきだと思います。
そこでね運命の分かれ目ってのが、未来のビジョンを語れるかどうかだと思うんですよ、多少のはったりを効かせてもね。